次の記述は、整合について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。…
無線工学A 無線工学A 〔19〕
次の記述は、整合について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) 給電線の特性インピーダンスとアンテナの給電点インピーダンスが異なると、給電線とアンテナの接続点から[A]が生じ、伝送効率が低下する。これを防ぐため、接続点にインピーダンス整合回路を挿入して整合をとる。(2) 同軸給電線のような不平衡回路とダイポールアンテナのような平衡回路を直接接続すると、平衡回路に[B]が流れ、送信や受信に悪影響を生じる。これを防ぐため、二つの回路の間に[C]を挿入して整合をとる。
- (1)A: 進行波 B: 平衡電流 C: スタブ
- (2)A: 進行波 B: 不平衡電流 C: バラン
- (3)A: 反射波 B: 平衡電流 C: バラン
- (4)A: 反射波 B: 不平衡電流 C: スタブ
- (5)A: 反射波 B: 不平衡電流 C: バラン
正答 (5)
正答は (5)。
【結論】
A 反射波 給電線の特性インピーダンスとアンテナの給電点インピーダンスが違うと、接続点で電力の一部が反射して送信機側へ戻ります。給電線上に定在波が生じ、アンテナへ送られる電力が減ります
B 不平衡電流 同軸給電線は外部導体が接地側になる不平衡回路です。平衡回路のダイポールアンテナを直接つなぐと、同軸の外部導体の外側を伝わる電流(不平衡電流)が流れ、給電線からも電波が放射されて指向性が乱れたり、雑音を拾ったりします
C バラン 平衡・不平衡の変換をするバラン(平衡不平衡変換器)を間に入れて、不平衡電流を防ぎます
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【誤りの選択肢】
(1) (2) 整合がとれていないときに生じるのは反射波です。進行波は送信機からアンテナへ向かう本来の波です
(1) (3) 平衡回路にとって問題になるのは、本来流れるべきでない不平衡電流です
(1) (4) スタブは、給電線の途中に先端を短絡または開放した線路をつないで、インピーダンスを整合させるものです。平衡・不平衡の変換にはバランを使います
【覚え方】
「インピーダンスが違う → 反射波 → 整合回路」「平衡と不平衡 → 不平衡電流 → バラン」と二つの組で覚えます。
出典:2026年(令和8年)2月期 第一級陸上特殊無線技士 無線工学A 〔19〕(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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