国内外のセツルメントの歴史に関する次の記述のうち,適切なものを2 つ選びなさい。…
地域福祉と包括的支援体制 第43問
国内外のセツルメントの歴史に関する次の記述のうち,適切なものを2 つ選びなさい。
- (1)バーネット(Barnett, S.)がトインビー・ホール(ロンドン)を設立した当初,主に活動したのは外部から移り住んだ大学の卒業生達であった。
- (2)アダムス(Addams, J.)がハル・ハウス(シカゴ)を設立した当初,ヨーロッパからの移民が集住する地域で学習機会提供を含む様々な支援活動が展開された。
- (3)岡山博愛会は,社会階層の高い住民の割合が大きい地域の中で,排除された人々が気軽に立ち寄り交流する場を提供した。
- (4)キングスレー館は,1924 年(大正13 年)の関東大震災を契機として,東京帝国大学セツルメントの関係者によって設立された。
- (5)我が国の隣保事業は,明治後期に同和対策事業として,政府による公設セツルメントとして始まった。
正答 (1)(2)
正答は (1)と(2)。適切なのはこの2つです。
(1) バーネットが1884年にロンドンのイーストエンドに設立した
トインビー・ホールでは、オックスフォード大学などの卒業生や学生が貧困地域に住み込み(レジデント)、住民と交流しながら
教育や生活改善の活動を行いました。
(2) アダムスが1889年に設立したシカゴのハル・ハウスは、
ヨーロッパからの移民が多く暮らす地域にあり、教育の機会の提供、保育、文化活動など多様な支援を展開しました。
【ほかの選択肢】
(3) 岡山博愛会は、アメリカ人宣教師のアダムス(Adams, A. P.)が
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岡山の貧しい人々が多く住む地域で始めた活動で、日本のセツルメントの先駆けとされます。社会階層の高い住民の多い
地域ではありません。 誤り
(4) キングスレー館は、1897年に片山潜が東京の神田に設立しました。
関東大震災(1923年)を契機に設立されたのは、東京帝国大学セツルメント(1924年)です。 誤り
(5) 我が国の隣保事業は、明治期に民間の宗教家などの活動から
始まり、大正期に公設の隣保館なども作られました。同和対策事業として始まったものではありません。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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