58 歳の男性。視力は右0.02(矯正不能)。左眼に絆創膏型遮閉具を貼付して右眼視力測定中に顔を左右に動かしながら視標を…
午後 第70問
58 歳の男性。視力は右0.02(矯正不能)。左眼に絆創膏型遮閉具を貼付して右眼視力測定中に顔を左右に動かしながら視標を探していた。Goldmann 視野計検査の結果(別冊No. 8)を別に示す。この患者の結果で考えられるのはどれか。
- (1)①
- (2)②
- (3)③
- (4)④
- (5)⑤
正答 (4)
正答は (4)。この患者の結果として考えられるのは④(中心の大きな絶対暗点)です。
【見るところ】
④は、周辺の視野(外側のイソプター)は広く保たれているのに、中心に黒く塗った大きな絶対暗点があります。①は中心のごく狭い範囲だけが残る求心性の視野狭窄、②はイソプターがらせん状に縮んでいく形(らせん状視野)、③は垂直経線を境に片側が欠けた半盲、⑤は水平経線を境に下半分が欠けた視野です。
視力が 0.02 と悪く、視標を探すときに顔を左右に動かしているのは、中心が見えないため、暗点の外の網膜で視標をとらえようとしている(偏心視)と考えられます。周辺の視野が保たれた大きな中心暗点(④)が、この様子に合います。
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【ほかの選択肢】
(1) ① 求心性の視野狭窄で、中心の視野は残る。中心が見えていれば視力は保たれうるので、視力 0.02 と合わない 誤り
(2) ② らせん状視野は心因性視覚障害などでみられる形で、偏心視の様子とは結びつかない 誤り
(3) ③ 半盲では中心視力が保たれることが多い 誤り
(5) ⑤ 下半分の欠損でも中心が残れば視力は保たれうる。視標を左右に探す様子とも合わない 誤り
出典:2023年(令和5年) 視能訓練士国家試験 問70(厚生労働省 公表)出典元ページ
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