25 歳の男性。眼精疲労を主訴に来院した。4 歳ころから時々外斜視になる。視力は右1.5(矯正不能)、左1.5(矯正不能…
午後 第71問
25 歳の男性。眼精疲労を主訴に来院した。4 歳ころから時々外斜視になる。視力は右1.5(矯正不能)、左1.5(矯正不能)。前眼部、中間透光体および眼底に異常を認めない。眼球運動制限はなく、輻湊は正常範囲であった。眼位の写真(別冊No. 9)を別に示す。この患者で有無を確認すべき所見はどれか。2 つ選べ。
- (1)γ角異常
- (2)交差固視
- (3)斜位近視
- (4)片目つぶり
- (5)Bielschowsky 現象
正答 (3)(4)
正答は (3)と(4)。この患者で有無を確かめるべきなのは斜位近視と片目つぶりです。
【見るところ】
上段:右眼(写真の左側)の角膜反射は瞳孔の中央にあり、左眼(写真の右側)は大きく外へずれて、角膜反射が鼻側の角膜の縁の付近にあります(左外斜視)。
下段:両眼とも角膜反射が瞳孔の中央にあり、眼位はまっすぐです。
同じ人に、まっすぐのときと外斜視のときがあり、4歳ころから時々外斜視になるという経過と合わせて、間欠性外斜視です。間欠性外斜視では次の所見の有無を確かめます。
斜位近視:両眼でまっすぐ保とうとして輻湊すると調節が入り、両眼で見るときだけ近視化して視力が下がる。眼精疲労の原因にもなる
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片目つぶり:まぶしい屋外などで片眼を閉じる。間欠性外斜視でよくみられる
【ほかの選択肢】
(1) γ角異常 固視している眼の角膜反射は瞳孔の中央にあり、γ角の異常を疑う所見はない 誤り
(2) 交差固視 乳児内斜視で、右方を左眼で、左方を右眼で見る状態。外斜視の所見ではない 誤り
(5) Bielschowsky 現象 交代性上斜位(DVD)で、固視している眼の前に置いたフィルタを濃くしていくと、上へずれていた反対の眼が下がってくる現象。この症例の所見ではない 誤り
出典:2023年(令和5年) 視能訓練士国家試験 問71(厚生労働省 公表)出典元ページ
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