塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)含有医薬品の安全対策等に関する記述のうち、誤っているものはどれか。…
医薬品の適正使用と安全対策 第112問
塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)含有医薬品の安全対策等に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)は、鼻づまり等の症状の緩和を目的として、鼻炎用内服薬、鎮咳去痰薬、かぜ薬等に配合されていた。
- (2)PPA含有医薬品は、米国では2000年に女性の食欲抑制剤としての使用で、出血性脳卒中の発生リスクとの関連性が高いとの報告がなされ、自主的な販売中止が要請されたが、日本では食欲抑制剤としての承認がないことなどから、注意喚起は行われなかった。
- (3)2003年8月までに、日本でもPPAが配合された一般用医薬品による副作用症例が複数報告され、それらの多くが用法・用量の範囲を超えた使用又は禁忌とされている高血圧症患者の使用によるものであった。
- (4)日本でも副作用症例が複数報告された後、厚生労働省から関係製薬企業等に対してPPAの代替成分としてプソイドエフェドリン塩酸塩(PSE)等への速やかな切替えにつき指示がなされた。
正答 (2)
正答は (2)。誤っているのはこれです。
【(2) 誤り ―― 日本でも注意喚起は行われていました】
PPA含有医薬品については、2000年5月、米国で女性が食欲抑制剤(日本での配合量よりも高用量)として使用した場合に出血性脳卒中の発生リスクとの関連性が高いとの報告がなされ、自主的な販売中止が要請されました。日本では食欲抑制剤として承認されていないことなどから、同年11月、直ちに販売を中止する必要はないものとしつつ、心臓病の人や脳出血の既往がある人等は使用しないよう注意喚起を行っていました。「注意喚起は行われなかった」が誤りです。
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【ほかの選択肢】
(1) 正しい。PPAは、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげ、鼻づまり等の症状の緩和を目的として、鼻炎用内服薬、鎮咳去痰薬、かぜ薬等に配合されていました。
(3) 正しい。2003年8月までに、PPAが配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告され、それらの多くが用法・用量の範囲を超えた使用又は禁忌とされている高血圧症患者の使用によるものでした。
(4) 正しい。そのため厚生労働省から関係製薬企業等に対して、使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分としてプソイドエフェドリン塩酸塩(PSE)等への速やかな切替えにつき指示がなされました。
出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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