外皮系に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、2か所の( b )内は…
人体の働きと医薬品 第28問
外皮系に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、2か所の( b )内はいずれも同じ字句が入る。皮膚の色は、( a )に沈着した( b )色素によるものである。( b )色素は、メラノサイトで産生され、太陽光に含まれる( c )から皮膚組織を防護する役割がある。
- (1)a: 表皮や真皮 b: メラニン c: 紫外線
- (2)a: 表皮や真皮 b: メラトニン c: 赤外線
- (3)a: 真皮や皮下組織 b: メラニン c: 紫外線
- (4)a: 真皮や皮下組織 b: メラニン c: 赤外線
- (5)a: 真皮や皮下組織 b: メラトニン c: 紫外線
正答 (1)
正答は (1)。(a)表皮や真皮 (b)メラニン (c)紫外線 です。
【(a)が「表皮や真皮」である理由】
皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものです。皮下組織は脂肪細胞が多く、色を決める部分ではありません。
【(b)が「メラニン」である理由】
メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラノサイト(色素産生細胞)で産生されます。メラトニンは、脳の松果体から分泌されるホルモンで、睡眠のリズムに関わる物質です。名前がよく似ていますが、まったく別のものですので区別してください。
メラニン …… 皮膚の色素。紫外線から皮膚組織を防護
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メラトニン …… 睡眠のリズムに関わるホルモン
【(c)が「紫外線」である理由】
メラニン色素は、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割があります。赤外線は熱を伝える光ですので、皮膚組織の障害という観点では紫外線が問題になります。
【日焼けとメラニン】
メラニン色素の防護能力を超える紫外線に曝されると、皮膚組織が損傷を受け、炎症を生じて発熱や水疱、痛み等の症状が現れます。いわゆる日焼けのうち、赤くなってひりひりするのはこの炎症によるものです。また、メラニン色素の防護能力を超えて紫外線に曝されると、メラノサイトが活性化してメラニン色素の過剰な産生が起こり、シミやそばかすとして沈着します。
【皮膚の四つの機能】
身体の維持と保護 …… 体表面を包み、体の形を維持し、保護する(バリア機能)。細菌等の異物の体内への侵入を防ぐ
体水分の保持 …… 角質層が水分の蒸発を防ぐ
熱交換 …… 外界と体内の熱のやり取りを行う
外界情報の感知 …… 触覚、圧覚、痛覚、温度感覚等
【皮膚の常在菌】
ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられ、また、病原菌の体内への侵入が妨げられています。皮膚の表面に存在する微生物のバランスが崩れたり、皮膚を構成する組織に損傷を生じたりすると、病原菌の繁殖、侵入が起こりやすくなります。このことも出題されますので押さえてください。
出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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