一般用医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第35問

一般用医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 一般用医薬品の役割には、健康状態の自己検査がある。b 生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防は、一般用医薬品の役割ではない。c 乳幼児や妊婦では、通常の成人の場合に比べ、一般用医薬品で対処可能な範囲は限られる。d 一般用医薬品の使用が、ドーピングに該当することはないため、スポーツ競技者に安心して勧めることができる。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(a)と(c)です。 【一般用医薬品の役割を確認】 手引きは、一般用医薬品の役割として次の6つを挙げています。 軽度な疾病に伴う症状の改善 生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防(科学的・合理的に効果が期待できるものに限る) 生活の質の改善・向上 健康状態の自己検査 健康の維持・増進 その他保健衛生の維持等(衛生害虫の防除、殺菌消毒など) この6つを言えるようにしておくと、この形式の設問はまとめて処理できます。 【(a)正しい ―― 自己検査も役割】
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健康状態の自己検査は、一般用医薬品の役割のひとつです。妊娠検査薬や尿糖・尿タンパク検査薬といった一般用検査薬がこれにあたります。 【(b)が誤り ―― 予防も役割に入る】 生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防は、一般用医薬品の役割に含まれます。「役割ではない」としている設問は誤りです。 ただし括弧書きのとおり、科学的・合理的に効果が期待できるものに限るという限定が付いています。この限定を落とした選択肢も誤りになりますので、セットで覚えてください。 【(c)正しい ―― 乳幼児や妊婦では範囲が限られる】 乳幼児や妊婦では、通常の成人の場合に比べ、一般用医薬品で対処可能な範囲は限られます。 安全性の評価が難しく、体の仕組みも成人と異なるためです。範囲を超えると判断したときは、医療機関の受診を勧めるのが専門家の役割です。 【(d)が誤り ―― ドーピングに該当しうる】 一般用医薬品にも、ドーピングに該当する成分を含んだものがあります。「該当することはない」という設問は誤りです。 スポーツ競技者から相談を受けた場合には、専門知識を有する薬剤師などへの確認を必要に応じて促す必要があります。市販のかぜ薬や鼻炎用内服薬などに含まれる成分が問題になることがある、と覚えておいてください。 【一般用医薬品の範囲を超える場面】 症状が重いとき、たとえば高熱や激しい腹痛がある場合、患部が広範囲である場合などは、一般用医薬品を使用することは適切ではありません。また、一定期間または一定回数使用しても症状の改善がみられない場合には、医療機関の受診を勧めてください。 慢性疾患を抱えている人が、症状を一般用医薬品で一時的に抑えているうちに、重大な疾病を見過ごしてしまうおそれがある点にも注意が必要です。

出典:登録販売者試験 令和6年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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