医薬品によるアレルギーに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第25問
医薬品によるアレルギーに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a アレルギーは、内服薬で引き起こされることはあるが、外用薬で引き起こされることはない。b 薬理作用がない添加物も、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となり得る。c アレルギー症状として、流涙や眼の痒み等の結膜炎症状、鼻汁やくしゃみ等の鼻炎症状、蕁麻疹や湿疹、かぶれ等の皮膚症状、血管性浮腫のようなやや広い範囲にわたる腫れ等が生じることが多い。d 医薬品にアレルギーを起こしたことがない人であれば、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合でも、医薬品がアレルゲンになることはない。
- (1)a: 誤 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (2)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (3)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (5)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 誤
正答 (2)
正答は (2)。b と c が正しい記述です。
【(a)が誤り ―― 外用薬でも起こる】
医薬品によるアレルギーは、内服薬だけでなく外用薬でも引き起こされることがあります。皮膚に塗った薬で接触皮膚炎やかぶれが起きるのは、まさにその例です。
飲まなければ大丈夫、という思い込みは危険です。点眼薬、点鼻薬、貼付剤、坐剤、いずれでもアレルギー反応は起こり得ます。
【(b)正しい ―― 添加物もアレルゲンになる】
アレルギーは医薬品の薬理作用とは関係なく起こり得るもので、薬理作用がない添加物もアレルゲンとなり得ます。
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具体的には、黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸カリウム等)が代表例として挙げられます。カゼインは乳製品由来ですから、牛乳アレルギーのある人では注意が必要です。主成分だけを見ていては防げないというのが、ここの実務上の要点です。
【(c)正しい ―― 症状の現れ方】
アレルギー症状としては、流涙や眼の痒み等の結膜炎症状、鼻汁やくしゃみ等の鼻炎症状、蕁麻疹や湿疹、かぶれ等の皮膚症状、そして血管性浮腫のようなやや広い範囲にわたる腫れが生じることが多いとされています。
血管性浮腫は蕁麻疹に似ていますが、皮膚が盛り上がるのではなく、皮膚の下の組織が腫れるもので、痒みを伴わないことが多い点が違います。まぶたや唇が腫れる形で現れやすく、喉に及ぶと呼吸困難につながるため軽視できません。
【(d)が誤り ―― 体調によって新たに起こり得る】
これまで医薬品にアレルギーを起こしたことがない人であっても、病気等に対する抵抗力が低下している状態などでは、医薬品がアレルゲンになることがあります。
体の抵抗力が落ちているときは、医薬品の成分に対する反応が普段と異なることがある、という説明がなされています。「今まで平気だったから今回も平気」とは言えない、ということです。
なお、アレルギーには体質的・遺伝的な要素もあり、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には注意が必要とされます。また、鶏卵や牛乳等のアレルギーがある人では、それらを原材料とする医薬品(乳由来のタンニン酸アルブミンなど)の使用を避ける必要があります。
出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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