かぜ及びかぜ薬(総合感冒薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第61問

かぜ及びかぜ薬(総合感冒薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a かぜは、生体に備わっている免疫機構によってウイルスが消滅すれば自然に治癒するため、安静にして休養し、栄養・水分を十分に摂ることが基本である。b かぜは単一の疾患ではなく、医学的にはかぜ症候群といい、主にウイルスが鼻や喉などに感染して起こる上気道の急性炎症の総称である。c かぜ薬は、かぜの諸症状の緩和のほか、ウイルスの増殖抑制や体内からの除去を目的として使用される医薬品の総称である。

正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(a)と(b)で、(c)が誤りです。 【(a)正しい ―― 基本は安静・休養・栄養・水分】 かぜは、生体に備わっている免疫機構によってウイルスが消滅すれば自然に治癒するため、安静にして休養し、栄養・水分を十分に摂ることが基本です。 これはかぜ薬の位置づけを理解するうえで最も大切な前提です。薬が治すのではなく、体が治すのを助ける、という関係になっています。 【(b)正しい ―― かぜはかぜ症候群】 かぜは単一の疾患ではなく、医学的にはかぜ症候群といい、主にウイルスが鼻や喉などに感染して起こる上気道の急性炎症の総称です。
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かぜの約8割はウイルスの感染が原因ですが、それ以外に細菌の感染や、まれに冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因による場合もあります。原因となるウイルスは200種類を超えるとされ、それぞれ活動に適した環境があるため、季節や地域などによって流行するウイルスの種類は異なります。 【(c)が誤り ―― かぜ薬はウイルスを退治しない】 かぜ薬(総合感冒薬)は、かぜの諸症状の緩和を目的とする医薬品の総称であって、ウイルスの増殖を抑えたり、体内から除去したりするものではありません。 これはかぜ薬に関する出題で最も多く狙われる論点です。かぜ薬は対症療法薬である、と言い切れるようにしてください。 【あわせて押さえたいこと】 かぜであるからといって必ずかぜ薬を選択するのが最適とは限りません。発熱、咳、鼻水など症状がはっきりしている場合には、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用内服薬など、症状に合わせた薬を選択することが望ましいとされています。不要な成分を摂らずに済むからです。 インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜとは別のものです。ウイルスの感染力が強く、全身症状が現れやすいため、区別して扱われます。 かぜと間違えやすい疾患として、アレルギー性鼻炎、外部刺激による鼻炎、喘息、副鼻腔炎、アレルギー性結膜炎、リウマチ熱、関節リウマチ、肺炎、髄膜炎、急性肝炎、尿路感染症などがあります。 かぜの症状が長引く場合や、高熱、黄色や緑色の膿性の鼻汁・痰、激しい咳、呼吸困難を伴う場合は、かぜ以外の疾患を疑い、医療機関の受診を勧める必要があります。

出典:登録販売者試験 令和6年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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