一般用医薬品の添付文書に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
医薬品の適正使用と安全対策 第105問
一般用医薬品の添付文書に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 医薬品を使用したあとに、副作用と考えられる症状等を生じた場合、その原因を分析するため、使用を中止せずに専門家に相談するよう記載されている。b 一般用医薬品(人体に直接使用しない検査薬等を除く)の添加物として配合されている成分は、製薬企業界の自主申し合わせに基づいて記載されている。c 長期連用可能な漢方処方製剤においては、安全性が確立されているので、長期連用する場合の専門家への相談の必要性についての記載はない。d 医薬品を使用する前に、その適否について専門家に相談した上で適切な判断がなされるべきである場合として「医師(又は歯科医師)の治療を受けている人」の記載がある。
- (1)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (2)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (3)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
正答 (2)
正答は (2)。b と d が正しい記述です。
【(a)が誤り ―― まず使用を中止する】
医薬品を使用した後に、副作用と考えられる症状等を生じた場合には、使用を中止した上で、必要に応じて医師、薬剤師等の専門家に相談する旨が記載されています。「使用を中止せずに」ではありません。
問26で確認したとおり、一般用医薬品は使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先されます。原因を確かめるために飲み続ける、という発想は、この科目には一切ありません。
【(b)正しい ―― 添加物は自主申し合わせに基づく記載】
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一般用医薬品(人体に直接使用しない検査薬等を除く)の添加物として配合されている成分は、製薬企業界の自主申し合わせに基づいて記載されています。
法令上の義務ではなく、業界の自主的な取決めによるという点が、ここでの押さえどころです。なお、添加物については、それ自体積極的な薬効を期待して配合されるものではありませんが、アレルギーの原因となり得ることから記載されています。問25で見たとおり、添加物もアレルゲンになります。
また、厚生労働省の通知に基づいて、添加物の名称は「香料」「pH調整剤」「等張化剤」のように用途名で記載されることもあります。
【(c)が誤り ―― 漢方にも長期連用の注意はある】
漢方処方製剤であっても、長期連用する場合には、専門家に相談する旨の記載がなされます。「安全性が確立されているので記載はない」というのは誤りです。
問97で確認したとおり、「漢方薬はすべからく作用が穏やかで、副作用が少ない」というのは誤った認識です。実際には間質性肺炎や肝機能障害のような重篤な副作用が起こり得ます。「漢方だから安全」という筋立ての選択肢は、この試験では一貫して誤りです。
【(d)正しい ―― 医師の治療を受けている人】
医薬品を使用する前に、その適否について専門家に相談した上で適切な判断がなされるべき場合として、「医師(又は歯科医師)の治療を受けている人」の記載があります。
これは「相談すること」の項に記載される代表的な事項です。同じ項には、「妊婦又は妊娠していると思われる人」「授乳中の人」「高齢者」「薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人」「次の症状がある人」「次の診断を受けた人」などが並びます。
医療機関で治療を受けている人では、一般用医薬品を併用することで治療の妨げになったり、医師から処方された医薬品との相互作用を生じたりするおそれがあるため、事前の相談が求められます。
出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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