医薬品の適正使用のための啓発活動等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
医薬品の適正使用と安全対策 第117問
医薬品の適正使用のための啓発活動等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 登録販売者は、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用の推進のため、啓発活動に積極的に参加、協力することが期待される。b 毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。c 薬物乱用や薬物依存は、違法薬物(麻薬、覚醒剤等)により生じるものであり、一般用医薬品では生じ得ない。d 医薬品の適正使用の重要性に関しては、内容が難しく、誤った理解をさせてしまうおそれがあることから、小中学生のうちからの啓発は行うべきではない。
- (1)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (2)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (3)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (4)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
正答 (4)
正答は (4)。a と b が正しい記述です。
【(a)正しい ―― 啓発活動への参加】
登録販売者は、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用の推進のため、啓発活動に積極的に参加、協力することが期待されます。
売り場に立つことだけが役割ではない、というのがこの科目の一貫した主張です。
【(b)正しい ―― 薬と健康の週間】
毎年10月17日から23日までの1週間を「薬と健康の週間」として、医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的に、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されています。
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もう一つの啓発活動とあわせて覚えてください。
薬と健康の週間 毎年10月17日から23日までの1週間
「ダメ。ゼッタイ。」普及運動 毎年6月20日から7月19日までの1ヶ月間
「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は、「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するため、国、自治体、関係団体等により実施されています。期間の長さが1週間と1ヶ月間で違う点も押さえどころです。
【(c)が誤り ―― 一般用医薬品でも生じ得る】
薬物乱用や薬物依存は、違法薬物(麻薬、覚醒剤、大麻等)によるものばかりでなく、一般用医薬品によっても生じ得ます。
これは第4章の指定濫用防止医薬品の仕組みが設けられている理由そのものです。エフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ジフェンヒドラミン、デキストロメトルファン、プソイドエフェドリン、ブロモバレリル尿素、メチルエフェドリン(いずれも外用剤を除く)が指定されているのは、まさに一般用医薬品で乱用が起きているからです。
一般用医薬品でも依存は起こる、という点は、問27でも確認しました。分野をまたいで繰り返されるほど重要な論点です。
【(d)が誤り ―― 小中学生のうちからの啓発が重要】
医薬品の適正使用の重要性等に関しては、小中学生のうちからの啓発が重要です。
理由は明確です。小中学生のうちから、医薬品を興味本位で乱用することがないよう、十分に理解させることが重要であり、青少年では、薬物乱用の危険性に関する認識や理解が必ずしも十分ではなく、好奇心から身近に入手できる薬物を乱用することがあるからです。
さらに、薬物乱用は、乱用者自身の健康を害するだけでなく、社会的な弊害を生じるおそれが大きいとされています。「難しいから教えるべきでない」という理屈は、この科目のどこにもありません。
出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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