医薬品成分等と一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項に記載することとされている事項との関係につい…

医薬品の適正使用と安全対策 第118問

医薬品成分等と一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項に記載することとされている事項との関係について、正しいものの組合せはどれか。医薬品成分等 既往歴・症状・状態a ヒマシ油 - 患部が化膿している人b カフェイン - 胃酸過多c フェルビナク - 喘息を起こしたことがある人d アセトアミノフェン - 前立腺肥大による排尿困難

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)と(c)です。 【(a)が誤り ―― 化膿している患部ではない】 ヒマシ油について「次の人は使用(服用)しないこと」とされているのは、激しい腹痛又は悪心・嘔吐の症状がある人、妊婦又は妊娠していると思われる女性、3歳未満の乳幼児です。 「激しい腹痛又は悪心・嘔吐の症状がある人」が避けるべき理由は、急性腹症(腸管の狭窄、閉塞、腹腔内器官の炎症等)の症状である可能性があり、瀉下作用によって症状が悪化するおそれがあるからです。 一方、「患部が化膿している人」に使用してはいけないとされるのは、ステロイド性抗炎症成分、インドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェン、ピロキシカムが配合された外用鎮痛消炎薬です。理由は、問92で見たとおり、末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示し、感染を悪化させるおそれがあるからです。
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ヒマシ油は飲む薬、化膿は塗り薬の話ですから、そもそも組合せとして噛み合っていません。内服か外用かで振り分ければ即座に切れます。 【(b)正しい ―― カフェインと胃酸過多】 カフェイン、無水カフェイン、カフェインクエン酸塩等のカフェインを含む成分は、「胃酸過多」の症状がある人は使用(服用)しないこととされています。 理由は、問67で確認したとおり、カフェインには胃液の分泌を亢進させる作用があり、その症状を悪化させるおそれがあるからです。あわせて、「胃潰瘍の診断を受けた人」も避けるべきとされています。 【(c)正しい ―― フェルビナクと喘息】 フェルビナクをはじめとする非ステロイド性抗炎症成分(インドメタシン、ケトプロフェン、ピロキシカム)が配合された外用鎮痛消炎薬は、「喘息を起こしたことがある人」は使用しないこととされています。 理由は、喘息発作を誘発するおそれがあるからです。アスピリン喘息として知られる現象と同じ仕組みで、プロスタグランジンの産生を抑えることで気道が収縮しやすくなるために起こります。内服の解熱鎮痛成分だけでなく、貼り薬や塗り薬でも起こり得るという点が重要です。 【(d)が誤り ―― 前立腺肥大はプソイドエフェドリン塩酸塩】 「前立腺肥大による排尿困難」の症状がある人が使用を避けるべきとされるのは、プソイドエフェドリン塩酸塩です。交感神経刺激作用により、尿の貯留・尿閉を生じるおそれがあるからです。 アセトアミノフェンは解熱鎮痛成分で、抗コリン作用も交感神経刺激作用も持ちません。アセトアミノフェンについて記載されるのは、「本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人」、そして「服用前後は飲酒しないこと」(肝機能障害が起こりやすくなる)、「長期連用しないこと」といった事項です。

出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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