皮膚に現れる副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第60問

皮膚に現れる副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a アレルギー性皮膚炎の発症部位は、医薬品の接触部位に限定される。b 光線過敏症の症状は、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある。c 薬疹は、医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹・発赤等の皮膚症状を呈する場合をいう。d 薬疹は、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。

正答 (3)
正答は (3)。a が誤りです。 【(a)が誤り ―― 接触部位に限定されない】 アレルギー性皮膚炎の場合、発症部位は医薬品の接触部位に限定されません。 ここは接触皮膚炎との違いが問われています。接触皮膚炎は、原因となる医薬品が触れた部分にのみ生じ、正常な皮膚との境目がはっきりしているのが特徴です。いわゆる「かぶれ」で、医薬品が触れた部分と、そうでない部分の境目がはっきりしているという点が決め手になります。 一方、アレルギー性皮膚炎はアレルゲンに対する遅延型の過敏反応で、そのアレルゲンに対して感作されている状態で再度接触すると、その部位だけでなく全身に広がることがあります。
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接触皮膚炎     接触部位に限定、境目がはっきり アレルギー性皮膚炎 接触部位に限定されない 【(b)正しい ―― 光線過敏症は全身に広がり得る】 光線過敏症の症状は、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合があります。 光線過敏症が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄し、遮光して(白い生地や薄い色の生地では不十分で、長袖、長ズボン等の衣類で覆う)速やかに医師の診療を受ける必要があります。 外用薬ではケトプロフェンが代表例で、使用している間だけでなく、使用後も当分の間、塗布部が紫外線に当たるのを避ける必要があります。この「使用後も当分の間」という部分が繰り返し狙われますので、確実にしてください。 【(c)正しい ―― 薬疹の定義】 薬疹は、医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹・発赤等の皮膚症状を呈する場合をいいます。 薬疹はあらゆる医薬品で起こる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によって異なります。また時に発熱を伴うことがあります。 【(d)正しい ―― 暴飲暴食や肉体疲労が誘因に】 薬疹は、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがあります。 体調が悪いときは薬疹が起こりやすくなる、ということです。問25の「抵抗力が低下している状態では、それまでアレルギーを起こしたことがない人でも医薬品がアレルゲンになることがある」という記述と、同じ考え方です。 なお、医薬品を使用した後に発疹・発赤等が現れた場合に、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがあるため、暴飲暴食や肉体疲労が誘因になったと自己判断して、そのまま使用を続けることは避けなければなりません。ここまでがセットの記述です。

出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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