医薬品のリスク評価に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第2問

医薬品のリスク評価に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 医薬品の効果とリスクは、薬物曝露時間と曝露量との和で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。イ 「無作用量」とは、薬物の効果が発現し、有害反応が発現しない最大の投与量のことである。ウ 医薬品は少量の投与でも、長期投与されれば慢性的な毒性が発現する場合がある。エ 医薬品の投与量が治療量上限を超えると、効果よりも有害反応が強く発現する「最小致死量」となり、「中毒量」を経て、「致死量」に至る。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(ウ)だけです。 【(ア)が誤り ―― 「和」ではなく「積」】 医薬品の効果とリスクは、薬物曝露時間と曝露量の積で表される用量と反応の関係にもとづいて評価されます。少量でも長く使えばリスクが積み上がる、という考え方を式にしたものですから、足し算ではなく掛け算になる、と理解しておくと忘れません。 【(イ)が誤り ―― 「無作用量」の定義がずれている】 正しい順序は次のとおりです。投与量を少ないほうから増やしていったときに、 無作用量 …… 薬効がまったく現れない量
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最小有効量 …… 薬効が現れ始める量 治療量 …… 治療に用いる量の範囲 治療量上限 …… 治療量の上限 設問の「効果が発現し、有害反応が発現しない最大の投与量」という説明は、無作用量ではなく治療量上限に近い言い方で、定義がすり替わっています。「無作用量は効かない量」と、字のとおりに覚えておいてください。 【(ウ)正しい ―― 少量でも長期なら慢性毒性】 (ア)で見た「時間と量の積」の考え方そのものです。少量だから安全とは限らず、長期投与によって慢性的な毒性が出ることがあります。 【(エ)が誤り ―― 中毒量と最小致死量が逆】 正しい並びは、治療量上限を超えると中毒量となり、さらに増えると最小致死量、そして致死量に至ります。 無作用量 → 最小有効量 → 治療量 → 治療量上限 → 中毒量 → 最小致死量 → 致死量 この一本道の順序は、毎回どこかの回で問われます。「中毒が先、死が後」と、意味で押さえれば取り違えません。

出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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