一般用医薬品を購入するために店舗を訪れた35歳男性から、次のような相談を受けた。この相談者に対する登録販売者の次の対応と…

医薬品の適正使用と安全対策 第109問

一般用医薬品を購入するために店舗を訪れた35歳男性から、次のような相談を受けた。この相談者に対する登録販売者の次の対応として、適切なものの組合せはどれか。<相談内容>薬指の先に切り傷ができてしまい、インドメタシンが配合された外用薬を使っていた。なかなか治らず、水仕事をするときに痛みがひどい。傷口を見ると、化膿していた。どうしたらよいか。a インドメタシンが配合された外用薬の使用を中止するように勧める。b 殺菌消毒薬(液体絆創膏)を使用するように勧める。c プレドニゾロン酢酸エステルが配合された外用薬を使用するように勧める。d 医療機関(外科又は皮膚科)を受診するように勧める。

正答 (3)
正答は (3)。適切なのは(a)(d)の2つです。 この設問は「化膿している傷」という点が判断の軸になります。 【(a)適切 ―― インドメタシンの使用中止】 インドメタシンは非ステロイド性抗炎症成分です。 なぜ中止すべきか …… 非ステロイド性抗炎症成分は皮膚感染症に対して効果がなく、痛みや腫れを鎮めることで皮膚感染症が自然治癒しにくくなるおそれがあります。 みずむし、たむし等、化膿している患部には使用しません。 症状が悪化した状態で漫然と使い続けることは避けるべきです。
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【(d)適切 ―― 受診勧奨】 化膿が進んでいる、痛みがひどい、長く治らないという状態であり、一般用医薬品で対処できる範囲を超えています。医療機関(外科又は皮膚科)の受診を勧めるのが適切です。 【(b)が不適切 ―― 液体絆創膏は使えない】 殺菌消毒薬のうち液体絆創膏は、患部を清浄にしてから使用し、分泌物が多い患部や、患部が化膿している場合には適しません。被膜を作って傷口を覆うため、化膿した部分の細菌を閉じ込めてしまうからです。 【(c)が不適切 ―― ステロイドは化膿を悪化させる】 プレドニゾロン酢酸エステルはステロイド性抗炎症成分です。免疫機能を低下させる作用があり、細菌、真菌、ウイルスによる皮膚感染を悪化させるおそれがあります。化膿している患部には使用しません。 考え方のまとめ …… 「化膿している」と聞いたら、非ステロイド性抗炎症成分もステロイド性抗炎症成分も液体絆創膏も使えない、と判断してください。 そして、化膿が広がっている場合は受診を勧めます。

出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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