一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項目に記載することとされている使用を避けるべき人と主な成分・…

医薬品の適正使用と安全対策 第106問

一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項目に記載することとされている使用を避けるべき人と主な成分・薬効群等との関係の正誤について、正しい組み合わせはどれか。(使用を避けるべき人) - (主な成分・薬効群等)a 喘息を起こしたことがある人 - ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬b 高血圧の診断を受けた人 - プソイドエフェドリン塩酸塩c 胃潰瘍の診断を受けた人 - カフェインを含む成分を主薬とする眠気防止薬d 前立腺肥大による排尿困難の症状がある人 - カゼイン

正答 (4)
正答は (4)。組み合わせは a 正、b 正、c 正、d 誤 です。 【(a)正しい ―― ケトプロフェンと喘息】 喘息を起こしたことがある人は、ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬を使用してはいけません。記述のとおりです。 これは、アスピリン喘息と呼ばれる、解熱鎮痛成分によって誘発される喘息発作を避けるためです。外用薬であっても、皮膚から吸収されて喘息発作を誘発するおそれがありますので、注意が必要です。 同じく「喘息を起こしたことがある人」が使用を避けるべきものとして、次のものがあります。
解説の続きをみる続きを閉じる
インドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェン、ピロキシカムが配合された外用鎮痛消炎薬 アスピリン、アスピリンアルミニウム、イブプロフェン、イソプロピルアンチピリン等の解熱鎮痛成分 なお、ケトプロフェンについては、光線過敏症の副作用が知られており、使用中および使用後しばらくの間は、患部を紫外線に当てないよう助言します。 【(b)正しい ―― プソイドエフェドリンと高血圧】 高血圧の診断を受けた人は、プソイドエフェドリン塩酸塩を使用してはいけません。記述のとおりです。 プソイドエフェドリン塩酸塩は、交感神経系を刺激する作用が強く、血圧を上昇させるおそれがあるためです。「相談すること」ではなく「してはいけないこと」に記載されている点が重要です。 同じくプソイドエフェドリン塩酸塩について、心臓病、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人、前立腺肥大による排尿困難がある人も「してはいけないこと」の対象です。 【(c)正しい ―― カフェインと胃潰瘍】 胃潰瘍の診断を受けた人は、カフェインを含む成分を主薬とする眠気防止薬を使用してはいけません。記述のとおりです。 カフェインには胃液の分泌を亢進させる作用があり、胃潰瘍の症状を悪化させるおそれがあるためです。 眠気防止薬については、ほかに次の点も押さえておきましょう。 15歳未満の小児 …… カフェインを含む眠気防止薬は使用しない 妊婦又は妊娠していると思われる女性 …… 使用しない かぜ薬や解熱鎮痛薬との併用 …… これらにもカフェインが含まれるため、重複に注意 【(d)が誤り ―― カゼインは牛乳アレルギーの話】 カゼインは、牛乳に含まれるタンパク質であり、これを由来とする成分です。添付文書で注意が必要とされるのは、本剤又は本剤の成分、牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人であって、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人ではありません。 牛乳由来の成分としては、次のものがあわせて問われます。 カゼイン、カゼインナトリウム等(添加物として配合されている場合) タンニン酸アルブミン …… アルブミンが牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製されたもの 一方、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人が使用を避けるべきなのは、プソイドエフェドリン塩酸塩です。また、抗コリン成分(ロートエキス、ジフェニドール塩酸塩、抗ヒスタミン成分など)についても、排尿困難の症状がある人は「相談すること」とされています。 このように、成分と避けるべき人の組み合わせを入れ替える出題が中心ですので、なぜその組み合わせなのかという理由まで結びつけて覚えるようにしてください。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は愛知県の見解ではありません。内容について、愛知県へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「医薬品の適正使用と安全対策」のほかの問題

  1. 令和7年度 第105問一般用医薬品の添付文書の使用上の注意に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか
  2. 令和7年度 第111問医薬品の製造販売業者等が行う安全性等の調査に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
  3. 令和7年度 第117問医薬品の適正使用のための啓発活動等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  4. 令和6年度 第103問1~5の一般用医薬品の漢方処方製剤のうち、その添付文書において、うっ血性心不全、心室頻拍
  5. 令和6年度 第109問一般用検査薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。
  6. 令和6年度 第115問第1欄の記述は、小柴胡湯による間質性肺炎の副作用に関するものである。( )の中に入れ

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク