一般用医薬品の添付文書の使用上の注意及びその理由に関する記述のうち、正しいものはどれか。…
医薬品の適正使用と安全対策 第107問
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意及びその理由に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)ステロイド性抗炎症成分が配合された外用薬は、細菌等の感染に対する抵抗力を弱めて、感染を増悪させる可能性があるため、「患部が化膿している人」は使用しないこととされている。
- (2)ビサコジルが配合された瀉下薬は、腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、「妊婦又は妊娠していると思われる人」は服用しないこととされている。
- (3)次硝酸ビスマスを含む医薬品は、吸収減少により効果が得られないため、服用前後は飲酒しないこととされている。
- (4)ステロイド性抗炎症成分は、副腎皮質の機能亢進を生じるおそれがあるため、「透析療法を受けている人」は、使用しないこととされている。
正答 (1)
正答は (1)。正しいのはこれです。
ステロイド性抗炎症成分が配合された外用薬は、細菌等の感染に対する抵抗力を弱めて、感染を増悪させる可能性があるため、「次の人は使用(服用)しないこと」に「患部が化膿している人」として記載されています。記述のとおりです。
【ほかの選択肢】
(2) 誤り。ビサコジルなどの瀉下薬について、「腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれ」という理由は正しいのですが、これは「相談すること」の「妊婦又は妊娠していると思われる人」に記載される事項です。「してはいけないこと」の「妊婦又は妊娠していると思われる人」に同じ理由で挙がっているのはヒマシ油類です。
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(3) 誤り。次硝酸ビスマス等のビスマスを含む成分で「服用前後は飲酒しないこと」とされる理由は、吸収増大による精神神経系障害が生じるおそれがあるためです。「吸収減少で効果が得られない」のではありません。
(4) 誤り。「透析療法を受けている人」は使用しないこととされるのは、スクラルファート、水酸化アルミニウムゲル等のアルミニウムを含む成分です。長期間服用した場合にアルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を引き起こしたとの報告があるためです。ステロイド性抗炎症成分で問題になるのは、長期連用による副腎皮質の機能低下です(機能亢進ではありません)。
【注意】
「してはいけないこと」と「相談すること」は、同じ「妊婦又は妊娠していると思われる人」という見出しでも、載っている成分が違います。理由の文だけでなく、どちらの項目かまで確認しましょう。
出典:登録販売者試験 令和5年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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