1~5の一般用医薬品の漢方処方製剤のうち、その添付文書において、うっ血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、…

医薬品の適正使用と安全対策 第103問

1~5の一般用医薬品の漢方処方製剤のうち、その添付文書において、うっ血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、「してはいけないこと」の項目中に「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」と記載することとされているものはどれか。

正答 (4)
正答は (4)。芍薬甘草湯です。 【芍薬甘草湯の特別扱い】 芍薬甘草湯は、うっ血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、添付文書の「してはいけないこと」の項目中に「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」と記載することとされています。 また、心臓病の診断を受けた人は、芍薬甘草湯を使用してはいけないとされています。これも「してはいけないこと」に該当します。 芍薬甘草湯 …… 体力に関わらず使用でき、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛に適す
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構成生薬 …… カンゾウを含む(芍薬と甘草の2つの生薬からなる) 重篤な副作用 …… 肝機能障害、間質性肺炎、うっ血性心不全、心室頻拍 漢方処方の中で「連用しないこと」が明記されているのは芍薬甘草湯です。名前に「甘草」が入っていることからも、カンゾウを多く含む処方であることが分かります。カンゾウの大量摂取は偽アルドステロン症を招き、体内にナトリウムと水が貯留してカリウムが失われるため、心臓に負担がかかる、という筋道で理解しておくとよいでしょう。 【他の選択肢について】 それぞれの処方の特徴と、注意すべき副作用を確認しておきましょう。 黄連解毒湯 …… 体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるもの。肝機能障害、間質性肺炎、腸間膜静脈硬化症 防風通聖散 …… 体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなもの。カンゾウ、マオウ、ダイオウをすべて含む。肝機能障害、間質性肺炎、偽アルドステロン症、腸間膜静脈硬化症 安中散 …… 体力中等度以下で、腹部は力がなくて、胃痛又は腹痛があって、ときに胸やけを伴うもの。カンゾウを含む 麻子仁丸 …… 体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの便秘。ダイオウを含む いずれも「連用しないこと」という特別な記載はありません。 【カンゾウに関する注意】 カンゾウについては、次の点をあわせて押さえてください。 1日最大服用量がグリチルリチン酸として40ミリグラム以上となる製品 …… 高齢者、むくみのある人、心臓病・腎臓病・高血圧の診断を受けた人は「相談すること」 1日用量がグリチルリチン酸として40ミリグラム以上、又はカンゾウとして1グラム以上を含有する製品 …… 長期連用しないこと 偽アルドステロン症 …… 体内にナトリウムと水が貯留し、カリウムが失われることにより、むくみ、血圧上昇、手足のだるさ、しびれ、つっぱり感、こわばり、脱力感、筋肉痛等が現れる

出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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