1~5の医薬品の成分及び薬効群等のうち、小児では、神経過敏、興奮を起こすおそれが大きいため、一般用医薬品の添付文書の「次…
医薬品の適正使用と安全対策 第107問
1~5の医薬品の成分及び薬効群等のうち、小児では、神経過敏、興奮を起こすおそれが大きいため、一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「15歳未満の小児」と記載することとされているものはどれか。
- (1)タンニン酸アルブミン
- (2)アミノ安息香酸エチル
- (3)抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)
- (4)ピレンゼピン塩酸塩水和物
- (5)ロートエキスが配合された内服薬
正答 (3)
正答は (3)。抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)です。
【なぜ15歳未満の小児に使えないのか】
抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)は、小児では、神経過敏、興奮を起こすおそれが大きいため、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「15歳未満の小児」と記載することとされています。
大人では眠気を催す成分が、小児ではかえって興奮を招くことがある、という点が要点です。直感に反する作用ですので、印象に残しておいてください。
なお、15歳未満の小児が一時的な睡眠障害を訴える場合には、成長期の睡眠の重要性を踏まえ、生活習慣の見直しなどを助言することになります。
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【「15歳未満の小児」が対象となる主なもの】
理由とセットで覚えると、取り違えを防げます。
アスピリン、アスピリンアルミニウム、サザピリン、サリチル酸ナトリウム、イブプロフェン等 …… 外国において、ライ症候群の発症との関連性が示唆されている
プロメタジンを含む成分 …… 外国において、乳児突然死症候群、乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制が現れたとの報告がある
抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬) …… 神経過敏、興奮を起こすおそれが大きい
オキセサゼイン …… 一般用医薬品では、小児向けの製品はない
ロペラミド塩酸塩 …… 外国で乳幼児が過量摂取した場合に、中枢神経系障害、呼吸抑制、腸管壊死に至る麻痺性イレウスを起こしたとの報告がある
【他の選択肢について】
それぞれの年齢制限と、その理由を確認しておきましょう。
タンニン酸アルブミン …… 牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人は使用しない。アルブミンが牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分であるため。年齢の制限ではない
アミノ安息香酸エチル …… 「6歳未満の小児」は使用しない。メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため
ピレンゼピン塩酸塩水和物 …… 「相談すること」の対象。排尿困難、緑内障など
ロートエキスが配合された内服薬 …… 「相談すること」の対象。高齢者では副作用が現れやすい
アミノ安息香酸エチルは6歳未満という数字が、15歳未満と紛らわしいところです。次のように対比しておきましょう。
6歳未満 …… アミノ安息香酸エチル(メトヘモグロビン血症)
12歳未満 …… コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩(呼吸抑制)
15歳未満 …… アスピリン等(ライ症候群)、プロメタジン、睡眠改善薬、オキセサゼイン、ロペラミド塩酸塩
3歳未満 …… 乗物酔い防止薬(3歳未満向けの製品はない)
生後3か月未満 …… 漢方処方製剤(適用年齢の下限がない場合でも使用しない)
出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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