一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として記載することとされている基礎疾患等と医薬…
医薬品の適正使用と安全対策 第119問
一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として記載することとされている基礎疾患等と医薬品の主な成分との関係の正誤について、正しい組み合わせはどれか。(基礎疾患等) (主な成分)a 糖尿病 ― ジプロフィリンb 甲状腺疾患 ― ポビドンヨードc 心臓病 ― 水酸化マグネシウムd 緑内障 ― ロートエキス
- (1)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (2)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (3)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
正答 (4)
正答は (4)。b と d が正しい組み合わせです。
【(a)誤り ―― 糖尿病はアドレナリン作動成分とマオウ】
糖尿病の診断を受けた人が「相談すること」とされているのは、アドレナリン作動成分(メチルエフェドリン塩酸塩、プソイドエフェドリン塩酸塩、トリメトキノール塩酸塩水和物等)とマオウです。肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があるためです。
ジプロフィリンはキサンチン系の気管支拡張成分で、糖尿病とは結びつきません。ジプロフィリンで「相談すること」とされる基礎疾患は次のとおりです。
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てんかん …… 中枢神経系の興奮作用
甲状腺機能障害 …… 中枢神経系の刺激作用
心臓病 …… 心筋を興奮させる
【(b)正しい ―― 甲状腺疾患とポビドンヨード】
ポビドンヨードが配合された口腔咽喉薬、含嗽薬等は、甲状腺疾患の診断を受けた人は「相談すること」とされています。
ヨウ素の体内摂取が増える可能性があり、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼすおそれがあるためです。ヨウ素と甲状腺の結びつきで覚えられます。
【(c)誤り ―― マグネシウムは腎臓病】
水酸化マグネシウム等のマグネシウムを含む成分(制酸成分、瀉下成分)で「相談すること」とされる基礎疾患は、腎臓病です。
腎臓病の人ではマグネシウムの排泄が遅れ、体内に貯留しやすくなるためです。同じ理由で、アルミニウムを含む成分も腎臓病の人は相談することとされています。
心臓病と結びつくのは、硫酸ナトリウム、グリセリンが配合された浣腸薬、芍薬甘草湯、アドレナリン作動成分、ジプロフィリン等です。
【(d)正しい ―― 緑内障とロートエキス】
ロートエキスは抗コリン成分で、緑内障の診断を受けた人は「相談すること」とされています。
抗コリン作用によって房水流出路(房水通路)が狭くなり、眼圧が上昇して緑内障を悪化させるおそれがあるためです。
緑内障で相談することとされる成分は、抗コリン作用を持つものが並びます。
ロートエキス、スコポラミン臭化水素酸塩水和物等の抗コリン成分
ジフェンヒドラミン塩酸塩等の抗ヒスタミン成分
ピレンゼピン塩酸塩水和物
パパベリン塩酸塩
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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