医薬品副作用被害救済制度の給付に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
医薬品の適正使用と安全対策 第113問
医薬品副作用被害救済制度の給付に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 用法・用量、使用上の注意に従って使用されていることが、救済給付の対象の基本であり、医薬品の不適正な使用による健康被害については、救済給付の対象とならない。b 給付の種類によっては請求期限が定められており、医療費は、支給の対象となる費用の支払いが行われたときから2年を過ぎた分については請求できない。c 救済給付業務に必要な費用のうち、給付費については、国庫補助金で賄われている。d 副作用を発見した医療機関の給付請求を受け、薬事審議会の諮問・答申を経た後、厚生労働大臣が判定した結果に基づき、各種給付が行われる。
- (1)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (2)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (3)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
- (4)a: 誤 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (5)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 誤
正答 (5)
正答は (5)。a だけが正しく、b・c・d は誤りです。
【(a)正しい ―― 適正使用が前提】
用法・用量、使用上の注意に従って使用されていることが、救済給付の対象の基本です。医薬品の不適正な使用による健康被害については、救済給付の対象となりません。
救済制度は、適正に使ったのに副作用が起きてしまったという場合を救う仕組みです。ここが制度の土台になります。
【(b)誤り ―― 2年ではなく5年】
給付の種類によっては請求期限が定められています。医療費、医療手当は、その支給の対象となる費用の支払いが行われたときから5年以内に請求しなければなりません。
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医療費・医療手当 …… 支払いが行われたときから5年以内
遺族年金・遺族一時金・葬祭料
…… 死亡のときから5年以内(副作用による疾病について
医療費等の支給決定があった場合は、死亡のときから2年以内)
障害年金・障害児養育年金 …… 請求期限なし
「2年」という数字も制度の中に実在するので、どの場面の2年かを区別してください。
【(c)誤り ―― 給付費は製造販売業者の拠出金】
救済給付業務に必要な費用のうち、給付費については、製造販売業者から年度ごとに納付される拠出金が充てられます。国庫補助金ではありません。
給付費 …… 製造販売業者の拠出金
事務費 …… その2分の1相当額は国庫補助により賄われる
国が出しているのは事務費の一部だけ、という配分です。
【(d)誤り ―― 請求するのは健康被害を受けた本人・家族】
給付の請求を行うのは、健康被害を受けた本人(又は家族)です。医療機関ではありません。
流れは次のとおりです。
健康被害を受けた本人(又は家族)が総合機構に給付を請求
→ 厚生労働大臣が薬事審議会の諮問・答申を経て判定
→ 判定結果に基づいて各種給付が行われる
判定するのは厚生労働大臣、支給を行うのは総合機構です。なお請求に当たっては、医師の診断書、要した医療費を証明する書類(受診証明書)などのほか、その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の販売業者等が作成した販売証明書等が必要になります。販売証明書の作成に協力することも、登録販売者の役割の一つです。
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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