眼科用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第46問
眼科用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a スルファメトキサゾールは、細菌感染による結膜炎やものもらい、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられるが、ウイルスや真菌に対する効果はない。b ホウ酸は、洗眼薬として用時水に溶解し、結膜嚢の洗浄・消毒に用いられる。c リン酸水素ナトリウムは、新陳代謝を促し、目の疲れを改善する効果を目的として配合される。d プラノプロフェンは、ステロイド性抗炎症成分であり、炎症の原因となる物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する効果を目的として用いられる。
- (1)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
- (2)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (3)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (4)a: 正 b: 正 c: 正 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
正答 (3)
正答は (3)。c と d が誤りです。
【(a)正しい ―― サルファ剤は細菌だけ】
スルファメトキサゾールはサルファ剤で、細菌感染による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられます。
ここが要点です。サルファ剤は細菌のDNA合成を阻害することで抗菌作用を示すため、ウイルスや真菌には効果がありません。設問のとおりです。
さらに、すべての細菌に効くわけでもありません。3〜4日使用して症状の改善がみられない場合は、医師の診療を受けるなどの対応が必要です。出題者は「ウイルスや真菌の感染による結膜炎に用いる」と書き換えてくるので、そこで切ってください。
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【(b)正しい ―― ホウ酸は洗眼薬】
ホウ酸は、洗眼薬として用時水に溶解し、結膜嚢の洗浄・消毒に用いられます。
また、点眼薬中の防腐剤として配合されていることもあります。あわせて押さえておいてください。
【(c)誤り ―― 新陳代謝はアスパラギン酸カリウム】
ここが引っかけどころです。新陳代謝を促し、目の疲れを改善する効果を期待して配合されるのは、アスパラギン酸カリウム(アスパラギン酸マグネシウム)です。リン酸水素ナトリウムではありません。
リン酸水素ナトリウムは無機塩類で、涙液成分を補う目的で配合されます。塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、リン酸二水素カリウムなども同じ仲間です。人工涙液の中身だと思ってください。
この入れ替えは他の地域ブロックでも繰り返し出ています。アスパラギン酸=新陳代謝と直結させておくと迷いません。
【(d)誤り ―― プラノプロフェンは非ステロイド性】
ここも引っかけどころです。プラノプロフェンは非ステロイド性抗炎症成分です。ステロイド性ではありません。
炎症の原因となる物質(プロスタグランジン)の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する、という後半の記述自体は正しいだけに、成分の分類だけが差し替えられているという作りです。設問の前半と後半を別々に検算する癖をつけてください。
【眼科用薬の抗炎症成分を整理する】
ステロイド性抗炎症成分 なし(一般用の眼科用薬では
ほとんど用いられません)
非ステロイド性抗炎症成分 プラノプロフェン
その他の抗炎症成分 グリチルリチン酸二カリウム、
イプシロン−アミノカプロン酸
(炎症物質の生成を抑える)
ベルベリン硫酸塩
組織修復成分 アズレンスルホン酸ナトリウム、
アラントイン
出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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