鎮暈薬(乗物酔い防止薬)及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第33問

鎮暈薬(乗物酔い防止薬)及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 乗物酔い防止薬には、吐きけを抑えることを目的とした成分も配合されるが、つわりに伴う吐きけへの対処として使用することは適当でない。b ジフェニドール塩酸塩は、前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。c メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く持続時間が短い。d ジプロフィリンは、乗物酔い防止に用いられている抗コリン成分である。

正答 (3)
正答は (3)。c と d が誤りです。 【(a)正しい ―― つわりには使わない】 乗物酔い防止薬には吐きけを抑える成分も配合されますが、つわりに伴う吐きけへの対処として使用することは適当ではありません。 乗物酔い防止薬は、あくまで乗物による動揺で起こる症状に用いるものです。つわりは原因が違い、また妊娠中の使用という別の問題も生じます。 【(b)正しい ―― ジフェニドールの二つの作用】 ジフェニドール塩酸塩は、前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示します。
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抗めまい成分として、乗物酔い防止薬に配合されます。抗ヒスタミン成分と似た副作用(頭痛、排尿困難、眠気、散瞳による異常なまぶしさ、口渇)が現れることがあります。 【(c)誤り ―― メクリジンは遅く効いて長く続く】 ここが引っかけどころです。メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間が長いのが特徴です。設問は早い・短いと書いており、逆になっています。 効き始めが遅く長く続くので、乗物に乗る前にあらかじめ服用する乗物酔い防止薬に向いています。 【(d)誤り ―― ジプロフィリンはキサンチン系】 ジプロフィリンはキサンチン系成分です。抗コリン成分ではありません。 脳に軽い興奮を起こして平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させる目的で配合されます。カフェインと同じ仲間で、甲状腺機能障害、てんかんの診断を受けた人は相談することとされています。 乗物酔い防止薬の抗コリン成分はスコポラミン臭化水素酸塩水和物です。消化管からよく吸収され、肝臓で速やかに代謝されるため、ほかの抗コリン成分と比べて作用の持続時間は短いという特徴があります。 【成分の分類を整理する】 抗めまい成分    ジフェニドール塩酸塩 抗ヒスタミン成分  ジメンヒドリナート、メクリジン塩酸塩、             プロメタジン塩酸塩、クロルフェニラミン 抗コリン成分    スコポラミン臭化水素酸塩水和物 キサンチン系成分  カフェイン、ジプロフィリン 局所麻酔成分    アミノ安息香酸エチル

出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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