眠気を促す薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第34問

眠気を促す薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a ブロモバレリル尿素は、反復して摂取すると依存を生じることが知られており、ブロモバレリル尿素が配合された医薬品は、本来の目的から逸脱した使用(乱用)がなされることがあることに留意が必要である。b 体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜なき、便秘に適する漢方処方製剤として麻黄湯がある。c 妊娠中にホルモンのバランスや体型の変化等が原因で生じる睡眠障害は、抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の適用対象である。d 小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。特に小児ではそうした副作用が起きやすいため、抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は避ける。

正答 (4)
正答は (4)。(a、d)の組み合わせです。 【(a)正しい ―― ブロモバレリル尿素の依存性】 ブロモバレリル尿素は、反復して摂取すると依存を生じることが知られています。本来の目的から逸脱した使用(乱用)がなされることがあるため、販売時には注意が必要です。 あわせて、妊婦では胎児に障害を引き起こす可能性があるため使用を避けることも押さえておいてください。かつて自殺目的で大量摂取された経緯もある成分です。 【(b)誤り ―― 記述は柴胡加竜骨牡蛎湯】 ここが引っかけどころです。「体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う高血圧の随伴症状」という記述は、柴胡加竜骨牡蛎湯のものです。麻黄湯ではありません。
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麻黄湯は、かぜのひきはじめで寒気がして発熱し、頭痛があり、体のふしぶしが痛むものに用いる処方で、マオウを含みます。眠気を促す薬ではありません。 【(c)誤り ―― 妊娠中の睡眠障害は適用対象外】 妊娠中にホルモンのバランスや体型の変化等が原因で生じる睡眠障害は、睡眠改善薬の適用対象ではありません。 睡眠改善薬が対象とするのは、一時的な不眠や寝つきの悪さです。原因のはっきりしている不眠や、慢性的な不眠には用いません。 【(d)正しい ―― 小児では反対の作用が出る】 小児および若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがあります。特に小児ではそうした副作用が起きやすいため、15歳未満の小児では使用を避けることとされています。 【眠気を促す薬の整理】 抗ヒスタミン成分  ジフェンヒドラミン塩酸塩             一時的な不眠に。15歳未満は使用を避ける 鎮静成分      ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピル             アセチル尿素 → 依存性あり 生薬成分      チョウトウコウ、サンソウニン、カノコソウ、             チャボトケイソウ、ホップ 漢方処方製剤    酸棗仁湯、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、             加味帰脾湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、桂枝加竜骨牡蛎湯

出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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