次の記述は、通関業者又は通関士の義務に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークしな…

通関業法 通関業法 第15問

次の記述は、通関業者又は通関士の義務に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、正しい記述がない場合には、「0」をマークしなさい。

正答 (3)
正答は (3)。 【各選択肢の検討】 (1) 誤りです。通関業法第19条は、秘密を守る義務について「これらの者がこれらの者でなくなつた後も、同様とする」と定めるだけで、期間の制限を置いていません。通関業務に従事しなくなった日から3年を経過すれば義務がなくなる、ということはありません。秘密は時の経過によって当然に保護の必要がなくなるものではないからです。 (2) 誤りです。第18条は、料金の額を営業所において依頼者の見やすいように掲示することを求めています。インターネット上で閲覧できるようにする方法によることも認められていますが、その場合であっても、営業所において閲覧の方法を掲示するなどして、依頼者が料金を知ることができる状態にしておく必要があります。営業所に来た依頼者が何も分からないというのでは、条文の趣旨に反します。
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(3) 正しい記述です。第13条ただし書にいう「一定の種類の貨物のみに限られている場合」とは、その行う通関業務に係る貨物が一定の種類に限られており、通関業務の内容が簡易かつ定型化されている場合をいうものとされています。通関士を置かなくてよいとするためには、専門的な判断を要する場面が乏しいといえることが前提になる、という理解です。 (4) 誤りです。総合保税地域に外国貨物を置くことの承認の申請は、法第2条第1号イの(1)の(四)に掲げられていますから、その申請書は通関業法施行令第6条第1号に当たり、通関士に内容を審査させ、かつ記名させなければなりません。 (5) 誤りです。通関業法施行令第10条第1項は、定期報告書の提出期限を「翌年六月三十日まで」と定めています。事業年度終了の日の翌日から起算して2月以内ではありません。報告期間は毎年4月1日から翌年3月31日までの間に終了する事業年度ですから、事業年度の終わり方にかかわらず提出期限は6月30日で統一されています。 【料金の掲示の趣旨】 第18条は、依頼者が料金の見通しを立て、複数の通関業者を比較できるようにするための規定です。したがって、掲示する料金表は依頼者にとって分かりやすいものでなければならず、様式や掲示場所は社会通念上妥当と考えられる方法により各通関業者が自由に定めて差し支えないものとされています。形式にこだわるのではなく、依頼者に伝わるかどうかが基準になっていると理解してください。

出典:第59回 通関士試験 通関業法 第15問(財務省 税関 公表)出典元ページ

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