次の記述は、輸入通関に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、正し…

関税法等 関税法等 第18問

次の記述は、輸入通関に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、正しい記述がない場合には、「0」をマークしなさい。

正答 (5)
正答は (5)。これが正しい記述です。 【他法令の証明は引取りの承認にも及ぶ】 関税関係法令以外の法令(他法令)の規定により輸入に関して許可、承認等を必要とする貨物については、その許可、承認等を受けている旨を税関に証明しなければ、輸入の許可を受けることができません。この縛りは、輸入の許可前における貨物の引取りの承認についても同じです。 輸入許可前の引取りは、税額がまだ確定していない段階で貨物だけを先に引き取る仕組みであって、他法令の規制を飛び越えるためのものではありません。急ぐ事情があるかどうかは関係がありません。
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【各選択肢の検討】 (1) 誤りです。特例輸入者がいずれかの税関長に対して輸入申告をすることができるのは、その申告を電子情報処理組織を使用して行う場合です。記述はこの条件に触れていません。申告先を貨物の所在地から切り離せるのは、電子的に情報が共有される仕組みがあってのことです。 (2) 誤りです。郵便物を輸入しようとする者から、その郵便物につき関税法第67条の輸入申告を行う旨の申出があった場合には、日本郵便株式会社は当該郵便物を税関長に提示することを要しません。通常の郵便物は日本郵便が税関に提示し、税関がその場で課税しますが、名宛人が自ら輸入申告をすると申し出たときは、通常の輸入通関の手続に乗せ替えられるためです。 (3) 誤りです。保税展示場に入れられた外国貨物が保税展示場内で販売される場合には、その販売を輸入とみなして関税法の規定を適用しますが、外国に向けて積み戻される場合は除かれます。積み戻されるのであれば、その貨物は本邦の市場に入らないのですから、輸入とみなす理由がありません。 (4) 誤りです。輸入が許されないのは、原産地について虚偽の表示または誤認を生じさせる表示がされている場合です。原産地の表示がまったくされていないことは、それ自体では輸入を妨げません。表示が無いことと、うその表示があることは別の話です。 (5) 正しい記述です。上記のとおり、他法令の許可、承認等を受けている旨を証明するまでの間は、輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受けることができません。 【原産地表示をめぐる三つの場合】 表示が無い          輸入できる 虚偽の表示がある       輸入できない 誤認を生じさせる表示がある  輸入できない 虚偽・誤認の表示があるときは、税関長はその表示を消させ、または訂正させた うえで輸入を許可するか、あるいは積戻しを命ずることになります。

出典:第59回 通関士試験 関税法等 第18問(財務省 税関 公表)出典元ページ

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