次の記述は、関税法に規定する貨物の運送に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークし…

関税法等 関税法等 第19問

次の記述は、関税法に規定する貨物の運送に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、正しい記述がない場合には、「0」をマークしなさい。

正答 (4)
正答は (4)。これが正しい記述です。 【積替えは保税運送の承認が要らない】 本邦に到着した外国貿易船等に積まれていた外国貨物で、引き続き同じ船により、または他の外国貿易船等に積み替えられて運送されるものは、保税運送の承認を要しません。これらの貨物は本邦の陸地に降ろされることなく通り過ぎていくだけであり、国内に入り込む危険がないためです。 【各選択肢の検討】 (1) 誤りです。特定保税運送に際しては、特定保税運送者は運送目録を税関に提示して確認を受けなければなりません。また、発送地または到着地を所轄する税関長は、必要があると認めるときは税関職員に貨物の検査をさせることができます。特定保税運送で省かれるのは運送ごとの承認であって、貨物の把握そのものが免除されるわけではありません。
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 誤りです。商標権を侵害する物品は、関税法第69条の11第1項に掲げる輸入してはならない貨物に当たり、保税運送の対象から除かれています。輸入の目的以外の目的で到着したものであっても同じです。国内を動かすことを許せば、途中で流出するおそれがあるためです。 (3) 誤りです。外国貨物である難破貨物を、その所在する場所から税関官署等に外国貨物のまま運送しようとする場合には、税関長の承認を受けなければなりません。届出では足りません。ただし、事故の発生という事情から、あらかじめ承認を受ける余裕がないときの扱いが別に用意されています。 (4) 正しい記述です。上記のとおり、積替えによって運送されるものは保税運送の承認を要しません。 (5) 誤りです。税関長は、保税運送の承認をする場合において必要があると認めるときは、税関職員に貨物の検査をさせることができ、かつ、その関税額に相当する担保を提供させることができます。運送の途中で貨物が失われれば関税を徴収できなくなりますから、担保を取れる仕組みが置かれています。 【運送の三つの形】 保税運送(第63条)   税関長に申告し、その承認を受ける 特定保税運送(第63条の2) 特定保税運送者は承認が不要。                ただし運送目録の提示と確認は要る 難破貨物等の運送(第64条) 税関長の承認を受ける 【保税運送の対象から除かれるもの】 輸入してはならない貨物(麻薬、けん銃、児童ポルノ、  特許権・商標権等を侵害する物品など) 本邦に到着した外国貿易船等に積まれていた外国貨物で、  引き続き運送されるもの(そもそも承認が要らない)

出典:第59回 通関士試験 関税法等 第19問(財務省 税関 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「関税法等」のほかの問題

  1. 2024年(令和6年) 関税法等 第10問次の記述は、輸出通関に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。すべてを選び、そ
  2. 2024年(令和6年) 関税法等 第18問次の記述は、輸出通関に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その
  3. 2024年(令和6年) 関税法等 第26問次の記述は、関税法第8章に規定する不服申立てに関するものであるが、その記述の正しいものは
  4. 2023年(令和5年) 関税法等 第9問次の記述は、輸入通関に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。すべてを選び、そ
  5. 2023年(令和5年) 関税法等 第17問次の記述は、関税の納税義務に関するものであるが、その記述の誤っているものはどれか。一つを
  6. 2023年(令和5年) 関税法等 第25問次の記述は、関税定率法別表(関税率表)及び関税率表における物品の所属の決定に関するもので

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク