57 歳男性。5 年前より、2 型糖尿病及び心房細動に対して以下の薬剤が処方されている。今回、悪性リンパ腫が疑われたため…
薬学実践問題(実務) 第242問
57 歳男性。5 年前より、2 型糖尿病及び心房細動に対して以下の薬剤が処方されている。今回、悪性リンパ腫が疑われたため、確定診断のために¹⁸F︲フルデオキシグルコース(FDG)を用いたポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影(PET/CT)検査を行うこととなった。(処方)メトホルミン塩酸塩錠250 mg 1 回1 錠(1 日2 錠)1 日2 回 朝夕食後 30 日分ワルファリンカリウム錠1 mg 1 回2 錠(1 日2 錠)1 日1 回 夕食後 30 日分PET/CT 検査を行うにあたり、担当薬剤師が患者に行う説明のうち、適切なのはどれか。1つ選べ。
- (1)検査2 日前から、メトホルミンの内服を中止してください。
- (2)検査後2 日間、メトホルミンの内服を中止してください。
- (3)検査2 日前から、ワルファリンカリウムの内服を中止してください。
- (4)5 %ブドウ糖加酢酸リンゲル液を、¹⁸F︲FDG と同時に投与します。
- (5)検査4 時間前から、食事をとらないでください。
正答 (5)
正答は (5)。FDG はブドウ糖と同じように取り込まれるため、検査前は絶食して血糖とインスリンを低く保ちます。
食事をとると血糖とインスリンが上がり、FDG が筋肉などに多く取り込まれ、がんへの集まりが弱くなって画像が見づらくなります。そのため検査前4時間以上は食事をとらないよう説明します。
【ほかの選択肢】
(1)(2) 問題文に造影剤を使う記載はなく、メトホルミンを一律に止める理由はない。ヨード造影剤を使うときは、検査前に一時中止し、検査後48時間は再開しない 誤り
(3) 画像検査だけでワルファリンを止める必要はなく、止めると血栓の危険が増える 誤り
(4) ブドウ糖を一緒に入れると FDG と競合し、がんへの取り込みが減る 誤り
出典:第106回 薬剤師国家試験 問242(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学実践問題(実務)」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第334問58 歳女性。2 ケ月前に全身性エリテマトーデスによるループス腎炎と診断され、薬物治療を
- 2025年(令和7年) 第312問68 歳男性。身長172 cm、体重63 kg。高血圧症及び慢性心不全のため処方1 の薬
- 2026年(令和8年) 第282問58 歳男性。身長 171 cm、体重 84 kg。5 年前に2 型糖尿病と診断され脂質
- 2022年(令和4年) 第252問62 歳男性。3 年前、階段を昇る時に息切れを感じるようになり受診したところ、左室肥大と
- 2023年(令和5年) 第224問7 歳男児。身長122 cm、体重25 kg。母親に連れられて来局した。処方は以下のとお
- 2023年(令和5年) 第345問75 歳男性。身長165 cm、体重55 kg。3 年前に発症した右脳梗塞の後遺症のため
スポンサーリンク

