小学校において、学校薬剤師が飲料水の水質検査を行った。この学校では、飲料水は水道水を水源として3 階建物屋上の高置水槽に…

薬学実践問題(実務) 第245問

小学校において、学校薬剤師が飲料水の水質検査を行った。この学校では、飲料水は水道水を水源として3 階建物屋上の高置水槽に貯水し、あらためて塩素消毒装置を通したのち、校内の各階に設置した給水栓から給水している。学校薬剤師が貯水する前の水道水及び高置水槽から最も遠い1 階の給水栓における水の水質検査を実施したところ、表に示す結果となった。この飲料水の水質検査の実施状況及び結果から推測される内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。

薬剤師 2021年(令和3年) 第245問の表
正答 (3)(5)
正答は (3)と(5)。給水栓では遊離残留塩素が 0.05 mg/L で基準の 0.1 mg/L を下回り、濁度と TOC も増えているので、水槽の汚れと消毒の不足が疑われます。 表の値を見比べると、給水栓の水は貯水する前の水道水に比べて、一般細菌(26→85 集落/mL)、TOC(1.6→2.8 mg/L)、濁度(0.1→1.2 度)が増え、遊離残留塩素は 0.15→0.05 mg/L に減っています。高置水槽で有機物や濁りが加わって塩素が消費され、給水栓で必要な遊離残留塩素(0.1 mg/L 以上)を保てていません。
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【ほかの選択肢】 (1) 貯水する前の水道水はどの項目も水道水質基準を満たしている 誤り (2) 一般細菌の基準は 1 mL 中 100 集落以下で、85 集落/mL は超えていない 誤り (4) 塩化物イオンはほぼ変わらず、大腸菌も検出されないので、し尿の混入は考えにくい 誤り

出典:第106回 薬剤師国家試験 問245(厚生労働省 公表)出典元ページ

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