50 歳男性。5 年前に病院の循環器内科で僧帽弁閉鎖不全症を指摘され、外来で経過観察中であった。2 ヶ月前に歯肉炎のため…
薬学実践問題(実務) 第296問
50 歳男性。5 年前に病院の循環器内科で僧帽弁閉鎖不全症を指摘され、外来で経過観察中であった。2 ヶ月前に歯肉炎のため歯科で処置を行った後、持続性の発熱、全身倦怠感、腰痛及び四肢に点状出血を認めたため、精査目的で入院となった。聴診により心尖部で収縮期雑音が聴取された。また、血液培養によって、Streptococcus salivarius(緑色レンサ球菌の一種)が同定され、薬剤感受性試験を行ったところ、以下のような結果が得られた。この患者に投与する抗菌薬と投与期間の組合せとして、適切なのはどれか。1つ選べ。
正答 (1)
正答は (1)。ペニシリンが良く効く緑色レンサ球菌の感染性心内膜炎なので、ベンジルペニシリンを4週間点滴静注します。
僧帽弁閉鎖不全症があり、歯科の処置の後に発熱・点状出血・心雑音が出て、血液培養で緑色レンサ球菌が見つかっており、感染性心内膜炎です。ベンジルペニシリンの MIC は 0.06 ppm 以下で感受性があり、狭い範囲に効く薬を選びます。心内膜炎では菌が弁のいぼ(疣贅)の中にいて薬が届きにくいため、4週間ほどの長い治療が必要です。
【ほかの選択肢】
(2) 感受性はあるが、広い範囲に効く薬で、ペニシリンが効くのにわざわざ選ばない 誤り
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(3) セフトリアキソンは単独なら4週間。2週間はゲンタマイシンと併用するとき 誤り
(4) レボフロキサシンには耐性(Resistant)がある 誤り
(5) ペニシリンが使えないときの薬で、使うとしても1週間では短すぎる 誤り
出典:第106回 薬剤師国家試験 問296(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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