50 歳男性。高血圧の治療のため、近隣の内科クリニックに通院中である。喫煙歴30 年(1 日40 本)。かかりつけ薬剤師…
薬学実践問題(化学) 第207問
50 歳男性。高血圧の治療のため、近隣の内科クリニックに通院中である。喫煙歴30 年(1 日40 本)。かかりつけ薬剤師に患者から電話相談があり、「昨日、晴天の中ゴルフに出かけたところ、衣服から露出した部分が赤く日焼けのようになった」と相談があった。薬剤師が薬剤服用歴を確認したところ、光線過敏症の可能性が疑われたので、皮膚科受診を勧めた。4 月20 日 処方内容(内科)テモカプリル塩酸塩錠4 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)ヒドロクロロチアジド錠12.5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 28 日分ゾルピデム酒石酸塩錠5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 就寝直前 28 日分モサプリドクエン酸塩錠5 mg 1 回1 錠(1 日3 錠)1 日3 回 朝昼夕食後 28 日分ケトプロフェンテープ20 mg 1 回2 枚(1 日2 枚)1 日1 回 朝 腕・腰に貼付 7 日分薬剤師は患者に対し、今後の対応として日焼け止め剤の利用を勧めることにした。日焼け止め剤に含まれている化合物のうち、光線過敏症の発症に予防的に機能することが期待されるものとして、適切でないのはどれか。1つ選べ。
正答 (4)
正答は (4)。(4) のリンゴ酸ジイソステアリルは保湿・皮膜をつくる油剤で、紫外線の吸収や抗酸化の働きはなく、予防は期待できません。
光線過敏症を防ぐには、紫外線を吸収する(共役二重結合などをもつ)成分や、光で生じた活性酸素を消す抗酸化成分が役に立ちます。(4) は、ヒドロキシ基をもつジカルボン酸のエステルで、共役系も抗酸化に働く構造もありません。
【ほかの選択肢】
(1) アスコルビン酸(ビタミン C)。エンジオール構造をもつ抗酸化成分 適切
(2) トコフェロール酢酸エステル(ビタミン E)。抗酸化成分として配合される 適切
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(3) パルミチン酸レチノール。共役ポリエン構造が紫外線を吸収し、抗酸化作用ももつ 適切
(5) 還元型コエンザイム Q10(ユビキノール)。ヒドロキノン構造をもつ抗酸化成分 適切
出典:第107回 薬剤師国家試験 問207(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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