68 歳女性。切除不能の再発直腸がんに対して、カペシタビンとオキサリプラチン併用化学療法を開始することになった。外来化学…
薬学実践問題(化学) 第209問
68 歳女性。切除不能の再発直腸がんに対して、カペシタビンとオキサリプラチン併用化学療法を開始することになった。外来化学療法室の薬剤師は、この患者にかかりつけ医から以下の薬剤が処方されていることを、お薬手帳より確認した。なお、以下の薬剤は全て化学療法開始後も継続することとする。(処方)ロサルタン50 mg・ヒドロクロロチアジド配合錠1 回1 錠(1 日1 錠)スピロノラクトン錠25 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)カルベジロール錠2.5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)メチルジゴキシン錠0.1 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)ワルファリンカリウム錠1 mg 1 回2 錠(1 日2 錠)1 日1 回 朝食後 28 日分かかりつけ医から処方されている医薬品の構造を示す。その中でモニタリングすべき検査項目に関与する医薬品はどれか。1つ選べ。なお、本品の性状として、日本薬局方には「本品は水に極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすい。」「本品は光によって淡黄色となる。」と記載されている。
正答 (1)
正答は (1)。PT-INR に関わるのはワルファリンカリウムで、カリウム塩なので水に極めて溶けやすく、光で淡黄色になるという日本薬局方の性状とも合います。
(1) は4-ヒドロキシクマリンの骨格をもつワルファリンのカリウム塩です。ビタミン K エポキシド還元酵素を阻害し、凝固因子の活性化を抑えるので、PT-INR で効き方を見ます。
【ほかの選択肢】
(2) カルバゾール骨格をもつカルベジロール。PT-INR とは関係しない 誤り
(3) テトラゾールとイミダゾールをもつロサルタンカリウム 誤り
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(4) ステロイド骨格とラクトン・チオアセチル基をもつスピロノラクトン 誤り
(5) ベンゾチアジアジン骨格のヒドロクロロチアジド 誤り
(6) ステロイドに糖が付いた強心配糖体のメチルジゴキシン 誤り
出典:第108回 薬剤師国家試験 問209(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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