38 歳女性。抜け毛が気になり薬局を訪れた。医薬品ではなく、まずはサプリメントで様子をみたいと希望した。薬剤師は、体毛や…
薬学実践問題(生物) 第216問
38 歳女性。抜け毛が気になり薬局を訪れた。医薬品ではなく、まずはサプリメントで様子をみたいと希望した。薬剤師は、体毛や皮膚を乾燥から守るため脂質成分が重要であることを説明し、ビオチンを含有するサプリメントを紹介した。脂質の生合成に関連する反応のうち、ビオチンが関与するのはどれか。1つ選べ。
- (1)アセチルCoA からマロニルCoA を合成する反応
- (2)アシルカルニチンをアシルCoA に変換する反応
- (3)遊離コレステロールからコレステロールエステルを合成する反応
- (4)ホスファチジルコリンから脂肪酸を遊離する反応
- (5)コレステロールから7︲ヒドロキシコレステロールを合成する反応
正答 (1)
正答は (1)。ビオチンはカルボキシ基を運ぶ補酵素で、脂肪酸合成の最初の反応のアセチル CoA カルボキシラーゼに必要です。
アセチル CoA カルボキシラーゼは、ビオチンに結合した二酸化炭素(炭酸水素イオン)をアセチル CoA に移してマロニル CoA をつくります。脂肪酸の合成の律速段階です。ビオチンはピルビン酸カルボキシラーゼ(糖新生)などのカルボキシ化酵素にも使われます。
【ほかの選択肢】
(2) アシルカルニチンをアシル CoA に戻すのはカルニチンアシルトランスフェラーゼで、ビオチンは関与しない 誤り
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(3) コレステロールのエステル化は LCAT や ACAT による。ビオチンは関与しない 誤り
(4) ホスファチジルコリンから脂肪酸を遊離するのはホスホリパーゼ A₂ で、ビオチンは関与しない 誤り
(5) コレステロールの7α 位の水酸化は CYP7A1 による。ビオチンは関与しない 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問216(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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