85 歳男性。中等度の認知症及び高血圧症の治療中。部屋の中ではつたい歩きができるが、活動量が低下し、家に引きこもりがちで…

薬学実践問題(生物) 第219問

85 歳男性。中等度の認知症及び高血圧症の治療中。部屋の中ではつたい歩きができるが、活動量が低下し、家に引きこもりがちである。今回、腰痛を訴え整形外科を受診したところ、骨粗しょう症と診断された。整形外科受診時の検査値、現在服用中の薬剤は以下のとおりである。なお、肝機能に異常はない。(身体所見及び検査値)骨密度65%、血圧128/80 mmHg、身長168 cm、体重62 kg、血清クレアチニン0.9 mg/dL、Ca 9.0 mg/dL(基準値8.0~10.4 mg/dL)、血清25︲ヒドロキシビタミンD 8 ng/mL(20 ng/mL 以下は欠乏とみなす)(現在服用中の薬剤)ドネペジル塩酸塩錠5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)バルサルタン錠80 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後本患者が血液検査で測定した25︲ヒドロキシビタミンD に含まれる25(OH)ビタミンD₃ は、下図に示すように、プロビタミンD₃ から反応A、Bを経て作られ、反応C、Dで代謝される。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

薬剤師 2023年(令和5年) 第219問の図
正答 (3)(5)
正答は (3)と(5)。副甲状腺ホルモンは腎臓の1α位の水酸化(反応D)を促し、活性型の1,25(OH)₂ビタミン D₃ は最終的に腎臓でつくられます。 7-デヒドロコレステロールは皮膚で紫外線を受けてビタミン D₃ になり(反応A)、肝臓で25位が水酸化されて25(OH)ビタミン D₃ になります(反応B)。さらに腎臓で1α位が水酸化されて活性型(反応D)、24位が水酸化されると不活性な代謝物(反応C)になります。血中の25(OH)ビタミン D は体内のビタミン D の量の指標です。 【ほかの選択肢】
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(1) プロビタミン D₃(7-デヒドロコレステロール)は、コレステロールの合成の途中で体内でつくられる 誤り (2) 紫外線で進むのは反応A。反応Bは肝臓の25位の水酸化 誤り (4) 活性型ビタミン D₃ は1,25(OH)₂ビタミン D₃。25(OH)ビタミン D₃ ではない 誤り

出典:第108回 薬剤師国家試験 問219(厚生労働省 公表)出典元ページ

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