70 歳女性。高血圧、心筋梗塞の既往あり。処方1 ~処方3 の薬剤を服用していたが、脂質異常症の治療効果不十分のため処方…

薬学実践問題(薬理) 第256問

70 歳女性。高血圧、心筋梗塞の既往あり。処方1 ~処方3 の薬剤を服用していたが、脂質異常症の治療効果不十分のため処方4 が追加された。現在の身体所見等は以下のとおりである。身体所見:身長155 cm、体重56 kg、血圧118/75 mmHg、脈拍数67 拍/分(整)血液検査: AST 30 IU/L、ALT 28 IU/L、血清クレアチニン値0.75 mg/dL、BUN 17 mg/dL、HDL 42 mg/dL、LDL 122 mg/dL、TG(トリグリセリド)110 mg/dL(処方1 )アスピリン腸溶錠100 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)ラベプラゾールNa 錠5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 7 日分(処方2 )テルミサルタン40 mg/アムロジピンベシル酸塩5 mg 配合錠1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 7 日分(処方3 )ロスバスタチン口腔内崩壊錠10 mg 1 回2 錠(1 日2 錠)1 日1 回 朝食後 7 日分(処方4 )エゼチミブ錠10 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 7 日分処方1 ~処方4 のいずれかの薬物の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

正答 (3)(5)
正答は (3)と(5)。アムロジピンは L 型 Ca²⁺ チャネルを遮断して細動脈を広げ、低用量アスピリンは COX を阻害して血小板の TXA₂ 産生を抑えます。 アスピリンは血小板の COX-1 を不可逆的にアセチル化します。核を持たない血小板は COX を作り直せないため、血小板の寿命の間、トロンボキサンA₂ の産生が抑えられます。 【ほかの選択肢】 (1) 胆汁酸の吸着はコレスチミドなどの陰イオン交換樹脂の機序。エゼチミブは小腸の NPC1L1 を阻害してコレステロールの吸収を抑える 誤り (2) テルミサルタンは AT₁ 受容体の遮断薬で、ACE は阻害しない 誤り (4) MTP の阻害はロミタピドの機序 誤り

出典:第107回 薬剤師国家試験 問256(厚生労働省 公表)出典元ページ

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