55 歳女性。数ヶ月前から身体のだるさや疲れやすさを感じていた。最近、まぶたが重く物が見えにくくなってきた。さらに、食べ…
薬学実践問題(実務) 第247問
55 歳女性。数ヶ月前から身体のだるさや疲れやすさを感じていた。最近、まぶたが重く物が見えにくくなってきた。さらに、食べ物を飲み込みにくくなったため、近医を受診した。重症筋無力症を疑った医師から、診断のための検査をするにあたりエドロホニウム試験について薬剤師に問合せがあった。検査に先立ち、エドロホニウムの過度な作用発現に対処するために準備する薬物として、適切なのはどれか。1つ選べ。
- (1)d︲クロルフェニラミンマレイン酸塩
- (2)アトロピン硫酸塩水和物
- (3)アドレナリン
- (4)ネオスチグミンメチル硫酸塩
- (5)シクロスポリン
正答 (2)
正答は (2)。エドロホニウムでアセチルコリンが増えすぎたときの徐脈・分泌過多などのムスカリン様症状は、アトロピンで抑えます。
エドロホニウムはコリンエステラーゼを阻害してアセチルコリンを増やすため、徐脈、気道分泌の増加、腹痛、流涎などのムスカリン様の作用が強く出ることがあります。これに備えて、ムスカリン受容体の遮断薬のアトロピンを準備しておきます。
【ほかの選択肢】
(1) d-クロルフェニラミンは H₁ 受容体遮断薬で、アレルギー症状に使う 誤り
(3) アドレナリンはアナフィラキシーショックなどに使う 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(4) ネオスチグミンもコリンエステラーゼ阻害薬で、症状を強めてしまう 誤り
(5) シクロスポリンは免疫抑制薬で、過度の作用への対処には使わない 誤り
出典:第108回 薬剤師国家試験 問247(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学実践問題(実務)」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第340問74 歳女性。友人と一緒に地域の健康フェアに参加した際に、お薬相談コーナーを訪れた。女性
- 2025年(令和7年) 第324問ある薬局で、服薬指導の内容と服薬アドヒアランスとの関係を明らかにするために、この薬局で過
- 2026年(令和8年) 第294問58 歳男性。身長 172 cm、体重 73 kg。2 型糖尿病で 10 年前から総合病
- 2021年(令和3年) 第264問63 歳男性。体重64 kg。左腎にがんを指摘され部分摘出術を受けた。その後、再発と骨転
- 2022年(令和4年) 第236問68 歳男性。身長168 cm、体重58 kg。6 年前に胃の全摘手術を受けている。1
- 2024年(令和6年) 第208問55 歳女性(閉経後)。身長160 cm、体重52 kg。血圧135/70 mmHg。高
スポンサーリンク

