50 歳男性。身長170 cm、体重72 kg。2 型糖尿病及び高血圧症で通院しており、以下の薬剤を1 年以上、継続的に…
薬学実践問題(薬理) 第259問
50 歳男性。身長170 cm、体重72 kg。2 型糖尿病及び高血圧症で通院しており、以下の薬剤を1 年以上、継続的に服用している。本日、患者が処方箋を持って薬局を訪れた。(身体所見及び検査値)HbA1c 6.6%、食後2 時間血糖155 mg/dL、血圧146/88 mmHg、脈拍72 拍/分、AST 28 IU/L、ALT 22 IU/L、血清クレアチニン0.72 mg/dL、Na 140 mEq/L、K 4.0 mEq/L、Cl 102 mEq/L、BNP 14.2 pg/mL(基準値< 18.4 pg/mL)、心電図 異常なし(処方1 )グリメピリド錠1 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)テルミサルタン錠80 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 30 日分(処方2 )メトホルミン塩酸塩錠500 mg 1 回1 錠(1 日2 錠)ビルダグリプチン錠50 mg 1 回1 錠(1 日2 錠)1 日2 回 朝夕食後 30 日分前問の選択肢1 〜5 に挙げた薬物のいずれの作用機序にも該当しないのはどれか。1つ選べ。
- (1)血管内皮細胞のアンジオテンシン変換酵素を阻害する。
- (2)血管平滑筋の電位依存性L 型Ca²⁺ チャネルを遮断する。
- (3)血管平滑筋のアドレナリンα₁ 受容体を遮断する。
- (4)副腎皮質のアンジオテンシンⅡAT₁ 受容体を遮断する。
- (5)心筋のアドレナリンβ₁ 受容体を遮断する。
正答 (3)
正答は (3)。α₁ 受容体の遮断はドキサゾシンなどの機序で、前問の5つの薬のどれにも当たりません。
前問の薬の機序は次のとおりです。
・アムロジピン:血管平滑筋の L 型 Ca²⁺ チャネルの遮断
・イミダプリル:アンジオテンシン変換酵素の阻害
・カンデサルタン:AT₁ 受容体の遮断(副腎皮質でのアルドステロン分泌も抑える)
・ビソプロロール:心筋の β₁ 受容体の遮断
・アリスキレン:レニンの阻害
【ほかの選択肢】
(1) イミダプリルの機序 誤り
(2) アムロジピンの機序 誤り
(4) カンデサルタンの機序 誤り
(5) ビソプロロールの機序 誤り
出典:第108回 薬剤師国家試験 問259(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学実践問題(薬理)」のほかの問題
- 2021年(令和3年) 第262問50 歳男性。身長165 cm、体重65 kg。膠原病として全身性強皮症と診断され、以下
- 2022年(令和4年) 第258問33 歳女性。最近体重が減少し、手指振戦、動悸、多汗があるため受診した。身体所見として眼
- 2024年(令和6年) 第255問70 歳男性。身長165 cm、体重50 kg。1 年前に心筋梗塞を起こし、心室細動によ
- 2025年(令和7年) 第250問29 歳女性。5 年前に潰瘍性大腸炎と診断され、メサラジン、副腎皮質ステロイド薬、タクロ
- 2026年(令和8年) 第247問79 歳男性。身長 165 cm、体重 47 kg。口渇が著明で、発熱や咳嗽を主訴に総合
- 2026年(令和8年) 第262問8 歳女児。身長 128 cm、体重 28 kg。前日より突然の発熱、関節痛、咽頭痛、咳
スポンサーリンク

