乳児(生後1 ケ月、女児)を連れた母親が、女児の1 ケ月検診を受けた後に、女児が服用している薬について相談したいことがあ…
薬学実践問題(実務) 第232問
乳児(生後1 ケ月、女児)を連れた母親が、女児の1 ケ月検診を受けた後に、女児が服用している薬について相談したいことがあるということで、かかりつけ薬局に来局した。女児の出生時の体重は2,940 g であり、母乳栄養で現在は3,890 g である。女児は、メナテトレノンシロップ1 mL を哺乳確立時、生後1 週目(産科退院時)、今回と合計3 回内服している。母親は、女児へのメナテトレノン投与の理由について薬剤師に質問をした。薬剤師が母親へ行った説明内容として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- (1)くる病の発症リスクを軽減するため。
- (2)黄疸等の肝障害リスクを軽減するため。
- (3)頭蓋内出血等の出血リスクを軽減するため。
- (4)神経管閉鎖障害のリスクを軽減するため。
- (5)アレルギーの発症リスクを軽減するため。
正答 (3)
正答は (3)。新生児・乳児はビタミンKが不足しやすく、頭蓋内出血などのビタミンK欠乏性出血症を防ぐために投与します。
メナテトレノンはビタミンK₂で、肝臓での血液凝固因子(第Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ因子)の合成に必要です。母乳栄養の乳児では不足しやすく、新生児の消化管出血(新生児メレナ)や、生後1〜2か月ごろの頭蓋内出血を起こすことがあります。このため、出生後・産科退院時・1か月健診時の3回、シロップを飲ませる方法が広く行われています。
【ほかの選択肢】
(1) くる病の予防に関わるのはビタミンD 誤り
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(2) ビタミンKは黄疸などの肝障害を防ぐ目的で投与するものではない 誤り
(4) 神経管閉鎖障害のリスクを下げるのは、妊娠前からの母親の葉酸摂取 誤り
(5) アレルギーの発症を防ぐ目的の投与ではない 誤り
出典:第109回 薬剤師国家試験 問232(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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