以下の反応式のうち、右に示された主生成物が誤っているのはどれか。1つ選べ。…

薬学理論問題(化学) 第102問

以下の反応式のうち、右に示された主生成物が誤っているのはどれか。1つ選べ。ただし、各反応はそれぞれ適切な溶媒を用いて行い、反応終了後、適切な後処理を施したものとする。

薬剤師 2025年(令和7年) 第102問の選択肢の図
正答 (4)
正答は (4)。リンドラー触媒による接触水素化はアルキンにシン付加し、シス(Z)-3-ヘキセンを与えるので、トランス体を示した (4) が誤りです。 リンドラー触媒(Pd/CaCO₃ を鉛やキノリンで被毒させたもの)は、アルキンをアルケンの段階で止めます。水素は触媒の表面から同じ側に付加する(シン付加)ため、内部アルキンからはシスアルケンができます。トランスアルケンをつくるには、液体アンモニア中のナトリウム(バーチ型の還元)を使います。 【ほかの選択肢】 (1) 末端アルキンを NaNH₂ でアセチリドにし、臭化エチルで SN2 アルキル化すると 3-ヘキシンになる 正しい
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) かさ高いボランによるヒドロホウ素化・酸化で、末端に OH が付いたエノールがアルデヒド(ブタナール)になる 正しい (3) Hg²⁺ 触媒の水和でエノールを経てケトンになる。対称なアルキンなので 3-ヘキサノンだけ 正しい (5) HCl が2回マルコフニコフ則に従って付加し、同じ炭素に Cl が2つ付く(ジェミナル) 正しい 【ポイント】 リンドラー触媒はシス、Na/液体アンモニアはトランスのアルケンを与えます。

出典:第110回 薬剤師国家試験 問102(厚生労働省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「薬学理論問題(化学)」のほかの問題

  1. 2021年(令和3年) 第102問酸性の強さを比較したもののうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  2. 2021年(令和3年) 第125問ビタミンK は正常な生理機能の維持に不可欠であり、通常は必要量を食品から摂取している。
  3. 2022年(令和4年) 第108問日本薬局方収載センナに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
  4. 2023年(令和5年) 第106問35 歳男性。冠動脈疾患の既往がある。近医にて原発性の甲状腺機能低下症と診断され、処方1
  5. 2024年(令和6年) 第104問ビタミンB₁ 欠乏症の予防及び治療に用いられるフルスルチアミンは、ビタミンB₁(チアミン
  6. 2026年(令和8年) 第102問求核アシル置換反応の反応性が最も低いのはどれか。1つ選べ。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク