36 歳男性。一昨日食事会があり中華料理とアルコールを摂取した。昨日から胸やけと胃の痛みがあり、まだ治まらなかったので、…
薬学実践問題(実務) 第218問
36 歳男性。一昨日食事会があり中華料理とアルコールを摂取した。昨日から胸やけと胃の痛みがあり、まだ治まらなかったので、一般用医薬品の購入を希望し来局した。薬剤師は以下の成分を含む医薬品を提案した。男性はこの薬の成分、副作用や飲み方などについての詳しい説明を求めた。<提案した一般用医薬品に含まれる成分>ピレンゼピン塩酸塩水和物メタケイ酸アルミン酸マグネシウム炭酸水素ナトリウムビオヂアスターゼ2000薬剤師の販売時の説明として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- (1)ピレンゼピンは、胃酸を中和することで効果を発揮する成分です。
- (2)メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは、ピレンゼピンで起こる便秘を防止するために配合されています。
- (3)本剤には食物の消化を促進する成分が含まれています。
- (4)本剤の服用により、目のかすみ、異常なまぶしさなどの症状が現れることがあります。
- (5)2 週間服用しても症状が治まらない場合は、さらに服用を継続してください。
正答 (3)(4)
正答は (3)と(4)。ビオヂアスターゼ2000 は消化を助ける酵素で、ピレンゼピンは抗コリン作用で目のかすみや異常なまぶしさを起こすことがあります。
ピレンゼピンはムスカリン M₁ 受容体を遮断して胃酸の分泌を抑える成分です。抗コリン作用による目のかすみ・まぶしさ、口の渇き、便秘、排尿困難などが出ることがあり、服用後の乗り物の運転は避けるよう伝えます。
【ほかの選択肢】
(1) ピレンゼピンは胃酸の分泌を抑える成分。中和するのはメタケイ酸アルミン酸マグネシウムと炭酸水素ナトリウム(制酸剤) 誤り
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(2) メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは胃酸を中和する制酸剤で、便秘を防ぐために入っているのではない 誤り
(5) しばらく(2週間ほど)飲んでも良くならないときは、服用をやめて医師・薬剤師に相談する 誤り
【ポイント】
抗コリン成分は、緑内障や排尿困難のある人では症状を悪くするおそれがあります。
出典:第110回 薬剤師国家試験 問218(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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