65 歳男性。最近、尿意を我慢できなくなってきたため、近くの泌尿器科を受診したところ、過活動膀胱と診断され、行動療法とと…
薬学実践問題(実務) 第258問
65 歳男性。最近、尿意を我慢できなくなってきたため、近くの泌尿器科を受診したところ、過活動膀胱と診断され、行動療法とともに以下の処方で治療を開始することとなった。当薬局への来局は今回が初めてであったことから、お薬手帳の確認と聞き取りを行った。(処方)ソリフェナシンコハク酸塩錠5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 14 日分(お薬手帳の内容)ラタノプロスト点眼液 1 日1 回1 滴ドルゾラミド塩酸塩点眼液 1 日1 回1 滴患者からの聞き取りにて、眼科通院中で、お薬手帳に記載の点眼液を使用中であることを泌尿器科の処方医に伝えていなかったことが分かった。眼科において治療中と考えられる疾患として、最も可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
- (1)加齢黄斑変性
- (2)白内障
- (3)緑内障
- (4)ぶどう膜炎
- (5)流行性角結膜炎
正答 (3)
正答は (3)。ラタノプロスト(FP 受容体作動薬)とドルゾラミド(炭酸脱水酵素阻害薬)は、眼圧を下げる緑内障の点眼薬です。
ラタノプロストはぶどう膜強膜流出を促し、ドルゾラミドは毛様体での房水の産生を抑えて、どちらも眼圧を下げます。抗コリン薬のソリフェナシンは閉塞隅角緑内障に禁忌のため、処方医に知らせて確認する必要があります。
【ほかの選択肢】
(1) 加齢黄斑変性の治療は、抗 VEGF 薬の硝子体内注射などで、眼圧を下げる点眼薬ではない 誤り
(2) 白内障の進行予防に使う点眼薬は、ピレノキシンなどで、眼圧を下げる薬ではない 誤り
(4) ぶどう膜炎の治療の中心は、ステロイド点眼や散瞳薬 誤り
(5) 流行性角結膜炎はアデノウイルスによる感染症で、眼圧を下げる薬は使わない 誤り
出典:第110回 薬剤師国家試験 問258(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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