29 歳女性。既婚。3 年前に夫をドナーとした生体腎移植(ABO 血液型適合)を受け、拒絶反応を抑制するため免疫抑制薬を…

薬学実践問題(病態) 第294問

29 歳女性。既婚。3 年前に夫をドナーとした生体腎移植(ABO 血液型適合)を受け、拒絶反応を抑制するため免疫抑制薬を以下の処方で服用しながら、生活をしている。腎移植後、体調がよくなり生活も安定してきたので、子供を欲しいと思うようになった。(処方)シクロスポリンカプセル25 mg 1 回3 カプセル(1 日6 カプセル)1 日2 回 朝夕食後 28 日分患者の希望を考慮すると、今後の免疫抑制薬として選択可能なのはどれか。2つ選べ。

正答 (1)(2)
正答は (1)と(2)。シクロスポリンとタクロリムスは2018年に妊婦の禁忌から外れ、妊娠を希望する腎移植の患者でも使えます。 妊娠を考えるときは、催奇形性のある免疫抑制薬を避けます。カルシニューリン阻害薬のシクロスポリン・タクロリムス(とアザチオプリン)は、2018年の添付文書の改訂で妊婦への禁忌が削除され、治療上の有益性が危険性を上回る場合に使える薬になりました。 【ほかの選択肢】 (3) バシリキシマブは移植の直前・直後に使う導入療法の抗体で、維持療法の薬ではない 誤り (4) ミゾリビンは催奇形性が疑われ、妊婦又は妊娠している可能性のある女性に禁忌 誤り (5) エベロリムスは動物で胚・胎児毒性が認められ、妊婦又は妊娠している可能性のある女性に禁忌 誤り

出典:第110回 薬剤師国家試験 問294(厚生労働省 公表)出典元ページ

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