10 歳男児。小学校では他の児童と比べ、忘れ物が多く、授業中も落ち着きがなく集中力が続かないと担任から指摘され、専門医を…
薬学実践問題(法規) 第317問
10 歳男児。小学校では他の児童と比べ、忘れ物が多く、授業中も落ち着きがなく集中力が続かないと担任から指摘され、専門医を受診したところ、注意欠陥・多動性障害(ADHD)と診断された。環境調整や保護者への支援などを行ったが効果が不十分なため、以下の薬剤が開始されることになった。(処方)メチルフェニデート塩酸塩徐放錠18 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 14 日分この処方薬に関する記述として正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)この男児が処方薬を持参して海外に1 週間の家族旅行に行く場合、あらかじめ地方厚生局長の許可を受ける必要がある。
- (2)調剤されたこの処方薬を薬局が廃棄する場合には、廃棄後30 日以内に都道府県知事に届け出なければならない。
- (3)医薬関係者向けの新聞又は雑誌など、主として医薬関係者等を対象として行う広告以外の広告は禁止されている。
- (4)薬局は、鍵をかけた堅固な設備内に保管しなければならない。
- (5)薬局で取り扱うには、この処方薬の適正流通管理システムへの登録が必要である。
正答 (3)(5)
正答は (3)と(5)。向精神薬の広告は医薬関係者向けに限られ、メチルフェニデートの調剤には ADHD 適正流通管理システムへの登録が必要です。
メチルフェニデートは第一種向精神薬です。麻薬及び向精神薬取締法第50条の18が準用する第29条の2により、向精神薬の広告は、医薬関係者向けの新聞・雑誌など主に医薬関係者を対象とするもの以外は行えません。コンサータ錠は、管理システムに登録された医師のいる医療機関と薬剤師のいる薬局で、登録された患者にだけ処方・調剤されます。
【ほかの選択肢】
(1) 自分の治療のために向精神薬を携帯して出国するのに許可は要らない。メチルフェニデートは 2.16 g を超えると治療に必要なことを示す書類を持つ(7日分 126 mg なら不要) 誤り
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(2) 調剤された向精神薬の廃棄に、都道府県知事への届出は要らない(30日以内の届出は調剤済みの麻薬の廃棄) 誤り
(4) 向精神薬は、業務に従事する者が盗難防止に注意する場合以外は鍵をかけた設備内に保管する。「堅固な設備」が求められるのは麻薬 誤り
出典:第110回 薬剤師国家試験 問317(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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