ユニバーサル横メルカトル図法(以下「UTM 図法」という。)に関する次のアからオまでの記述のうち,誤っているものの組合せ…
午前の部(測量・作図) 午前の部 第9問
ユニバーサル横メルカトル図法(以下「UTM 図法」という。)に関する次のアからオまでの記述のうち,誤っているものの組合せは,後記1 から5 までのうち,どれか。ア UTM 図法は,地球上の面積とそれに対応する地図上の面積とを同じ比率で表現する図法である。イ UTM 図法は,地球に円錐をかぶせ,円錐面に地球表面を投影した後,切り開いて平面にする図法である。ウ UTM 図法の原点の縮尺係数は,0.9996 である。エ UTM 図法の原点は,赤道上に存在する。オ UTM 図法により作成された地図の図郭は,不等辺四辺形となる。
- (1)アイ
- (2)アエ
- (3)イウ
- (4)ウオ
- (5)エオ
正答 (1)
正答は (1)。誤っているのはアとイです。
【ア】誤り
UTM 図法は、角度(形)が正しく表される正角図法です。面積を同じ比率で表す正積図法(等積図法)ではありません。
【イ】誤り
UTM 図法は、地球に円筒を横向きにかぶせ(横円筒)、中央子午線に沿って地球表面を投影する横メルカトル図法の一つです。円錐をかぶせて投影するのは円錐図法で、UTM 図法の説明ではありません。
【ウ】正しい
UTM 図法では、経度6°ごとの帯(ゾーン)に分け、各帯の中央子午線上の縮尺係数を 0.9996 としています。これにより、中央子午線から離れた所との縮尺のずれを小さく抑えています。
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【エ】正しい
UTM 図法の座標の原点は、各帯の中央子午線と赤道との交点です。原点は赤道上にあります。
【オ】正しい
UTM 図法による地形図の図郭は、経線と緯線で囲まれています。投影面では経線が中央子午線に向かって収束するように描かれるので、図郭は長方形ではなく、上下の辺の長さが異なる不等辺四辺形になります。
【まとめ】
誤っているのはアとイで、この組合せは (1) です。
【覚え方】
UTM 図法は「横円筒・正角・6°の帯・中央子午線の縮尺係数 0.9996・原点は赤道上」。平面直角座標系(縮尺係数 0.9999、原点は各系で定めた点)と数値を取り違えないようにしましょう。
出典:2019年(令和元年度) 土地家屋調査士試験 午前の部 第9問(法務省 公表)出典元ページ
最終更新日
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