取消訴訟の原告適格に関する次の記述のうち、最高裁判所の判例に照らし、妥当なものはどれか。…

行政法 問題19

取消訴訟の原告適格に関する次の記述のうち、最高裁判所の判例に照らし、妥当なものはどれか。

(注) * 公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律

正答 (4)
正答は (4)。これが妥当です。 新潟空港事件(最高裁平成元年2月17日判決)は、航空法が定期航空運送事業の免許の審査で、申請に係る事業計画を騒音障害の有無・程度の点からも評価することを求めていると解し、飛行場周辺に住み、航空機の騒音で社会通念上著しい障害を受ける者には、免許の取消しを求める原告適格があるとしました。その判断で、航空機騒音防止法の目的も、航空法の目的と同じく騒音の防止にあると見ています。記述はこのとおりです。 【ほかの選択肢】 (1) 近鉄特急料金事件(最高裁平成元年4月13日判決)は、地方鉄道法の料金認可の規定は、個々の利用者の利益を保護する趣旨を含まないとして、通勤で特急を利用する者の原告適格を否定しました 誤り
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(2) 伊場遺跡事件(最高裁平成元年6月20日判決)は、文化財保護法などは文化財の学術研究者の学問研究上の利益について特段の配慮をした規定を置いていないとして、史跡指定解除処分の取消しを求める研究者の原告適格を否定しました 誤り (3) 主婦連ジュース事件(最高裁昭和53年3月14日判決)は、景品表示法により一般消費者が受ける利益は、公益の保護の結果として生ずる反射的な利益ないし事実上の利益にすぎないとして、消費者団体の不服申立ての資格を否定しました 誤り (5) 小田急高架訴訟(最高裁大法廷平成17年12月7日判決)は、都市計画法の事業認可の規定は、事業に伴う騒音・振動等によって健康又は生活環境に係る著しい被害を直接的に受けるおそれのある周辺住民の具体的利益を、個々人の個別的利益としても保護する趣旨を含むとして、これらの住民に原告適格を認めました 誤り

出典:令和3年度 行政書士試験 問題19(一般財団法人行政書士試験研究センター公表)出典元ページ

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