財務会計の役割に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

財務会計論 財務会計論 問題1

財務会計の役割に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(8 点)ア.財務会計の情報提供機能には,当年度の財務諸表に計上した金額を開示することのみならず,翌年度の財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクがある項目における会計上の見積りの内容について,財務諸表利用者の理解に資する情報を開示することも含まれる。イ.新型コロナウイルス感染症に関する情報は,企業の財政状態および経営成績,キャッシュ・フローの状況に関する適正な判断を行うために必要と解される場合であっても,注記として開示を求める感染症に関する会計基準が存在していないことから,開示をする必要はない。ウ.財務諸表の注記事項には,⑴継続企業の前提,重要な会計方針,会計上の見積りなど財務諸表の基本となる事項,⑵個々の財務諸表の記載項目の内容・内訳その他の関連情報,⑶1 株当たり利益,⑷重要な後発事象が含まれる。エ.財務諸表において表示される利益情報は,投資の成果を示すものであることから基本的に過去の情報である。したがって,利益情報は分配可能額や課税所得の計算の際に用いられるが,企業価値の評価の基礎となる将来キャッシュ・フローの予測には用いられない。

正答 (2)
正答は (2)。翌年度に影響するリスクのある見積りの開示も情報提供機能に含まれ(ア)、注記事項の分類も正しい(ウ)記述です。 財務会計の情報提供機能と注記事項の役割を問う問題です。 【各記述】 ア 正しい。会計上の見積りの開示に関する会計基準は、翌年度の財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクがある項目について、見積りの内容を利用者が理解できる情報の開示を求めています。これも情報提供機能の一部です。 イ 誤り。個別の会計基準がなくても、財政状態・経営成績・キャッシュ・フローの状況の適正な判断に必要な事項は、追加情報として注記します。感染症に関する情報も、必要と判断されれば開示します。
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ウ 正しい。注記事項には、財務諸表の基本となる事項(継続企業の前提・重要な会計方針・会計上の見積りなど)、各記載項目の内訳などの関連情報、1株当たり利益、重要な後発事象などがあります。 エ 誤り。利益情報は過去の成果を示すものですが、投資家はそれを将来キャッシュ・フローの予測と企業価値の評価に用います。 正しいのはアとウで、(2) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題1(金融庁 公表)出典元ページ

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