社債に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

企業法 企業法 問題16

社債に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.株式会社は,他の会社と合同して募集社債を発行することができる。イ.無記名社債の譲渡は,その社債を取得した者の氏名又は名称及び住所を社債原簿に記載し,又は記録しなければ,社債発行会社その他の第三者に対抗することができない。ウ.無記名式の新株予約権付社債券が発行されている場合において,新株予約権付社債に付された新株予約権が消滅していないときであっても,社債部分のみに質権を設定することができる。エ.無記名社債の社債権者は,社債権者集会において議決権を行使しようとするときは,当該社債権者集会の日の1 週間前までに,その社債券を,当該社債権者集会を招集する者に提示しなければならない。

正答 (3)
正答は (3)。他の会社と合同して社債を発行でき(ア)、無記名社債の社債権者は集会の1週間前までに社債券を提示します(エ)。 社債の発行・譲渡・質入れ・社債権者集会を問う問題です。 【各記述】 ア 正しい。会社法施行規則は、募集社債の募集事項として「他の会社と合同して募集社債を発行するときは、その旨及び各会社の負担部分」を挙げており(162条2号)、合同発行が予定されています。 イ 誤り。社債の譲渡を社債原簿への記載で対抗する仕組み(会社法688条1項・2項)は、無記名社債には適用されません(同条3項)。無記名社債は社債券の交付で譲渡し、その占有で権利を示します。
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ウ 誤り。新株予約権付社債の社債部分だけに質権を設定することはできません。できるのは、付された新株予約権が消滅したときだけです(267条3項)。 エ 正しい。無記名社債の社債権者が社債権者集会で議決権を行使するには、集会の日の1週間前までに社債券を招集者に提示しなければなりません(723条3項)。 正しいのはアとエで、(3) です。

出典:2024年(令和6年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 企業法 問題16(金融庁 公表)出典元ページ

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