株主総会に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

企業法 企業法 問題9

株主総会に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.株式会社の株主が提案をした株主総会の目的である事項について,当該提案につき議決権を行使することができる株主の全員が書面により同意の意思表示をした場合には,当該株式会社の親会社社員は,その権利を行使するため必要があるときは,裁判所の許可を得て,当該書面の閲覧又は謄写の請求をすることができる。イ.株式会社の株主は,当該株式会社の総株主の議決権の100 分の3 以上の議決権を有する者でなければ,当該株式会社の承諾を得て電磁的方法により提供された議決権行使書面に記載すべき事項を映像面に表示したものの閲覧又は謄写の請求をすることができない。ウ.株式会社の株主は,株主総会において決議をした事項の全部につき議決権を行使することができない者を除き,当該株式会社の営業時間内は,いつでも,請求の理由を明らかにして,議決権の代理行使における代理権を証明する書面の閲覧又は謄写の請求をすることができる。エ.株式会社の債権者は,当該株式会社の株主総会の議事録が書面をもって作成されているときは,裁判所の許可を得なければ,当該書面又は当該書面の写しの閲覧又は謄写の請求をすることができない。

正答 (2)
正答は (2)。書面決議の同意書面は親会社社員なら裁判所の許可で閲覧でき(ア)、代理権の証明書面は株主が閲覧できます(ウ)。 総会関係の書類の閲覧・謄写は、株主・債権者は営業時間内いつでも、親会社社員は裁判所の許可を得て、というのが基本の形です。 【各記述】 ア 正しい。株主全員の書面による同意で決議があったとみなされた場合、その書面は本店に備え置かれ、親会社社員は権利行使に必要があるとき裁判所の許可を得て閲覧・謄写を請求できます(会社法319条4項)。 イ 誤り。電磁的方法で提供された議決権行使書面の記載事項の閲覧・謄写は、株主が営業時間内いつでも、理由を明らかにして請求できます(312条5項)。議決権の100分の3以上という要件はありません。
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ウ 正しい。決議をした事項の全部につき議決権を行使できない株主を除き、株主は営業時間内いつでも、理由を明らかにして代理権を証明する書面の閲覧・謄写を請求できます(310条7項)。 エ 誤り。株主及び債権者は、営業時間内いつでも議事録の閲覧・謄写を請求できます(318条4項)。裁判所の許可が要るのは親会社社員です(318条5項)。 正しいのはアとウで、(2) です。

出典:2025年(令和7年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 企業法 問題9(金融庁 公表)出典元ページ

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