次の〔資料〕に基づき,当社の当期(X6 年4 月1 日~X7 年3 月31 日)末の貸借対照表において,A社株式,B社社…

財務会計論 財務会計論 問題10

次の〔資料〕に基づき,当社の当期(X6 年4 月1 日~X7 年3 月31 日)末の貸借対照表において,A社株式,B社社債およびC社株式について,流動資産に計上される有価証券の貸借対照表価額の合計額として最も適切なものの番号を一つ選びなさい。(8点)〔資料〕1.A社株式は,X7 年2 月20 日に甲社から消費貸借契約により借り入れたもので,借入時の時価は,13,210 千円,当期末の時価は,15,350 千円である。A社株式の借入れの際に,担保として現金13,000 千円を差し出している。2.B社社債は,X2 年6 月1 日に額面100 円につき94 円で,額面12,000 千円を取得原価11,280 千円で取得したものである。取得価額と社債の額面金額との差額は金利の調整と認められる。この債券の満期日はX7 年5 月31 日であり,当社は満期日まで所有する意図をもって保有している。また,償却原価法を用いており,定額法を採用している。B社社債の当期末の時価は,額面100 円につき92 円であった。3.C社株式は,上場株式であり,X7 年3 月30 日に短期的な時価の変動により利益を得ることを目的として,購入契約を締結したものである。取得原価は,15,750 千円であった。C社株式の当期末の時価は,16,500 千円であった。なお,C社株式の受渡しは,X7 年4 月2 日に行われる予定である。C社株式に係る購入契約の約定日から受渡日までの期間は市場の規則または慣行に従った通常の期間であり,当社は当該取引に約定日基準を採用している。

正答 (3)
正答は (3)。借りたA社株式は計上せず、1年内に満期のB社社債の償却原価とC社株式の時価を合計すると 28,476千円だからです。 【A社株式】 消費貸借で借り入れた有価証券は、借手の貸借対照表には計上しません(貸手が引き続き資産として計上します)。担保に差し入れた現金も有価証券ではありません。 【B社社債】(単位:千円) 満期日X7年5月31日は決算日から1年以内なので、流動資産の有価証券です。 取得差額:12,000 − 11,280 = 720 を60か月(X2年6月〜X7年5月)で配分 → 月12
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当期末までの経過:58か月 → 12 × 58 = 696 償却原価:11,280 + 696 = 11,976(満期保有目的なので時価には直しません) 【C社株式】 約定日基準なので約定日(3月30日)に計上し、売買目的有価証券として時価 16,500 で評価します。 【合計】11,976 + 16,500 = 28,476 B社社債を時価(11,040)とすると (1)、C社株式を取得原価(15,750)とすると (2) になります。

出典:2025年(令和7年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題10(金融庁 公表)出典元ページ

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