消化器疾患の術後の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。…
午後の部 第146問
消化器疾患の術後の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- (1)食道癌術後は、少量頻回食を適用しない。
- (2)胃切除後は、鉄の吸収障害を起こす。
- (3)胆のう摘出後は、胆汁の濃縮機能が亢進する。
- (4)肝臓切除後は、分枝アミノ酸を制限する。
- (5)結腸切除後は、水分を制限する。
正答 (2)
正答は (2)。胃切除後は、鉄の吸収障害が起こります。
食事の鉄(非ヘム鉄)は、胃酸によって吸収されやすい2価の鉄に変えられ、主に十二指腸で吸収されます。胃を切除すると胃酸が減り、再建の方法によっては食べ物が十二指腸を通らなくなるため、鉄の吸収が悪くなって鉄欠乏性貧血が起こりやすくなります。
【ほかの選択肢】
(1) 食道癌術後は少量頻回食を適用しない 再建した胃や腸が小さくなり、一度に多く食べられないので、少量頻回食にする 誤り
(3) 胆のう摘出後は胆汁の濃縮機能が亢進 胆汁を貯めて濃縮する胆のうが無くなるので、濃縮機能は失われる 誤り
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(4) 肝臓切除後は分枝アミノ酸を制限 肝臓の再生と肝性脳症の予防のため、分枝アミノ酸はむしろ補う 誤り
(5) 結腸切除後は水分を制限 結腸で吸収されていた水分が便とともに失われやすいので、水分を十分に補う 誤り
出典:第29回 管理栄養士国家試験 問146(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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